2006/08/12

blogolonyを逃げだそう

 以下、とあるジョーク系ブロガーな人から最近聞いた悩み相談。って他人事じゃないんですが。

 オフ会とか出まくってるうちに、業界内がみんな知ってる人だらけになった。しかもその人たちがあちこちでネットサービス始めてるのを知ってしまったので、ネットサービスの悪口とかおいそれと書けなくなってきた。

 特定の人の悪口を書かないように、慎重に業界全体のことを冗談めかして書こうとすると、必ず「あそこで書いていた○○って、××さんのことですよね?」とか探り入れてくる空気の読めない読者がいる。探り入れてくるだけならまだしも、はてなブクマで「真相究明大会」とか開いちゃって煽り入れる人たちまで出る始末。

 しょうがないから、「これは△△のことではありません」みたいな、注釈を入れまくった汚らしいエントリを書かざるを得なくなる。でもジョークを入れた面白さは減らしたくないから、他のところでもう少しひねりを入れてみたりするのだけど、そちらがまたすぐに曲解されて、「☆☆さんは△△さんと最近仲が悪いらしい」とか何とか、知りもしない他人のはてなダイアリーに書かれたりする。

 おまけに、業界ジョークで書いたつもりのネタがはてなブクマで「すごい。これが事実なら…」とか、「んなわけねーだろボケ。一回死ねよ」とか、マジに受け取られまくる。んで、その後に業界の顔見知りばかりが集まるオフ会とかに顔を出すと「☆☆さんってこの前、すごいこと書いてましたよね」とか若い女性ブロガーに声をかけられ、その瞬間に回りにいる業界関係者が全員顔をそむけ、1歩あとずさるのが分かる。気まずいムードが炸裂。(←今このへん)

 やがて、業界オフ会に出たくなくなり、ブログを書くのも嫌になってくる。でもブログやめると「☆☆って死んだの?」とかはてな界隈でネタにされたりして、それをまた大まじめに受け取って「☆☆さんってなんか体でも壊したんですか?」とか探り入れてくる奴が湧いてくるかと思うと、考えただけでうんざりしておいそれとブログ更新を止めることもできない。

 …なーんて話をとうとうと語られた。聞いてるうちに誰が誰のことかも全部分かっちゃうので、思わず吹き出したくなるのをこらえて「そうだよね、うんうん、大変だよね」とか相づち打ってるのに必死だったですよ。しかし、これって笑えないよな。

 実際、僕自身も最近つくづく感じてるのは、ネットサービスってどこのイベントに行っても同じような顔ぶればっかりで、しかも同じ人がこっちの会社からあっちの会社へ移ったりしているだけで、他業界との人材移動があまりないってこと。まあ、それって日本の典型的な「ナントカ業界」の特徴そのものだったりするわけなので、今さら驚くには値しないのですが、しかしトレンドもプロダクトもこれだけ流動的なはずの分野で、どこまで行っても顔ぶれが変わらないってのもどうよ、と思う。

 あと、こういう固まった顔ぶれの人脈に長く浸ってると、使う言葉も限られて来ちゃうというのが、最大の弊害だと僕は思う。言葉が固まると、自分の考え方も固まる。状況を批判的に見ようとしても見られなくなる。批判を述べても、(ほぼ予想可能な)お決まりの反論が返されてくるだけだし、批判のポイントが図星であればあるほど、言葉ではなくて「お前空気を読め」的な無言の人間関係プレッシャーが返ってきて、黙らざるを得ない。息が詰まりそうになる。

 そういうときは、たぶん「状況そのものを捨てて逃げる」しかないと思うのさ。そして、新しい言葉を探しに行く。自分だけの世界を、探しに行くんだ。難しいことじゃない。たぶん、それは職場ですぐ隣に座っている人との間に転がっているかもしれないし、いつも昼食を食べに行っている定食屋の店の人と声を掛け合うことから始まるかもしれない。あるいは、本屋で自分が読んだこともないジャンルの本を手にとってみることが、そのきっかけになるかもしれないんだ。

 ブログを捨てよ、町へ出よう。もう、閉じこもっている必要はない。言葉は世界に散乱している。君はそこで好きなものを拾い上げて、それを読み上げればいいのだ。そうすれば呼吸は楽になる。Blogolonyを、逃げ出せ。今すぐ。

07:13 午前 ウェブログ・ココログ関連 コメント (19) トラックバック (7)

2005/12/13

別冊宝島「このブログがすごい!2006」に掲載されますた

このブログがすごい! 2006 宝島社の「このブログがすごい!2006」という本に、(たぶん)昨年の「極東ブログ」の後継の論壇系ブロガーとして、栄えある3位に掲載されました。別冊宝島編集部様、ありがとうございます。m(_"_)m

 昨年は1位の「実録鬼嫁日記」がドラマ化、2位の「食い倒れ日記」が書籍化という、非凡な戦果を挙げたブログ本企画だった。そんなすごい本になぜここが選ばれたのか。送られてきた掲載誌の中の28ページから始まる選考子の座談会トークをよくよく読んでみたところ、このブログの選定理由に費やされているのは本文250行中6行。ふむ。で、その理由はというと…「全体のバランスを考えて社会派のブログも入れておきたいですよね」

 全体のバランスを考えて
 全体のバランスを考えて
 全体のバランスを考えて
 全体のバランスを考えて
 全体のバランスを考えて

 全体のバランスを考えて入賞したR30でございます。今後ともよろしくお願いします。m(;;_"_;;)m

 ちなみに、昨年のトップ20ランキングというのが巻末に載っていたが、20のブログ中更新終了したのは4カ所だけで、後はまだ続いてるらしい。1年もしたら止めるブログってもっと多いかと思ってた。みんな、結構続くもんですな。つーてもそこで選ばれてるブログって半分も見たことないのばっかりだったが。

 一方、今年のブログ20選は、全体的にプロのライターのお送りする戦略的エンタテイメントというよりは、より素人っぽさを強調するほろり感動モノか、逆により変態的というか好奇心肥大傾向の感じられるものが多くなったような気がする。「ロト6成金」とかは前者な気がするし、「30日間0歳生活」とか「工場萌え」「見学に行ってきた。」とかは後者かな。んーでもロト6もあえて言えば十分イタイ変態ブログかもしれん。

 一昔前はマンガがテレビドラマの原作ネタ元という時代があったが、これからしばらくはブログが脚本家をインスパイアするネタ元になるんでしょうかね。そう考えると、良くも悪くもブログというのは日本の社会にとけ込んだなあと思った。って、こんなこと書いてる場合じゃないぐらい仕事がせっぱ詰まっているのでこのあたりで失礼。

10:59 午前 ウェブログ・ココログ関連 コメント (13) トラックバック (1)

2005/09/03

Flowmap導入

fmap0509032116 大した話題ではないのだけれど、ネット系の話。既に気がついていらっしゃる人がいるかも知れないが、このブログのカウンターの下に小さいバナーがついた。diary.yuco.netさんのところで紹介されていた「Flowmap」というサイトのバナーである。昨日からこっそり参加している。

 要するにリファラのデータを図示してみるとどうなるかっていうもので、データそのものはいつもサイト管理人がアクセス解析で見ているデータなんだけど、それを全部矢印でつなぐっていうのがすごい。

 一瞬中の人が手で書いてるのかとも思ったんだけど(笑)、だんだんサイトが増えてきてるのにちゃんと全部矢印でつないでいるので、やっぱりこれって自動的に描いてるんだね。すごいな。って当たり前か。

 こっそり参加したのでこのブログから外には全然矢印が出てないのだけど、ものすごい数の矢印集めてばかりでは申し訳ない気がしてきたので、ちゃんとエントリ立てておきます。我こそはと思うブロガーの方は、Flowmapにサイトを登録したうえで、このエントリにトラバを打ってみて下さい。R30からどのくらいアクセスを引っ張れたかが、一目瞭然で見られます(笑)。

 これの結構面白いところは、ブログの管理人以外にもリファラが全部筒抜けで見えるっていうこと。こっそりリンクしていても全部白日の下に晒されてばれちゃう。昨日も富士通の研究所?内のサイトからリンクがあったみたいですが、それが見えちゃってました。あと、これを使えば前にGLOCOMでshibuDQN++さんだったかが提唱していた「個人サイト炎上のプロセス」のモデルが検証できるかもね(笑)。

 リファラの解析データが他人に見えちゃうと何かまずいことがあるのか、僕もよく分からないのだけど、まずいことが判明するまでしばらく遊びがてらに参加してみようと思ってます。

06:40 午後 ウェブログ・ココログ関連 コメント (7) トラックバック (18)

2005/08/27

総選挙はブログをどう変えるか

 というタイトルにでもすべきだったかな。gooのニュースサイトに、今回の衆院選に至るまでの日本の選挙マーケティングの流れについての分析を、特別寄稿しました。ご覧ください。

 ブログは選挙マーケティングの何を変えたか(gooブログ 特設:2005年衆議院選挙)

 これから週末~週明けの3日間にわたって連載してくれるそうです。すっげえ長い原稿だった。もう、しばらく政治の話は書くの、やめよう。疲れた。(8/31追記:前編中編後編へのリンクを張っておきます)

 ま、端的に結論を言っちゃうと、自民党は魚鱗の陣、民主党は鶴翼の陣なんだよね、今回の選挙に関しては。そしてそれのどっちが有利かは、結構一目瞭然なのかもね、と。

 こうなる前に、民主党には先手を打っておいてもらいたかったと、個人的には思います。2000年に「小泉メルマガ」が出て、あれだけ話題になったんだから、タイミングを見計らって「岡田ブログ」とかぶち上げれば良かったのにね、民主党。

 今さら繰り言を言っても仕方ない。賽はもう振られた。とにかく全力で戦わなくちゃ。では、がんばってください>各党候補者の皆様

02:54 午後 ウェブログ・ココログ関連 コメント (4) トラックバック (8)

2005/08/10

投げ銭システム、実装してみた

 明日までにやらなくちゃいけない仕事を抱えながらウェブサーフィンでふらふらしていたら、はてなぶくまがブックマークするときに投げ銭する仕組みを作ったらしいと知った。とうとうやってくれましたか、はてな。期待を裏切らないな。

 昔から「はてなポイントの投げ銭システム実装してくれ」と主張していた張本人なので、こらーやらないかんだろうと思い、ココログからでも実装できるかな?と思って実験してみましたよ。ヘルプの通りにブログのテンプレートに埋め込んだら、さくっとできた!うひゃひゃ。

「ポイントを送る」のチェックボックス 試してみたら、ポイント送るのも比較的簡単だ。しかも押しつけがましくない。ここ重要。ぶくま登録画面に慎ましく「エントリーの作者にポイントを送信する」というチェックボックスが出るだけ。チェックボックスにチェックを入れておくと、ぶくました後にポイント額を決める画面に遷移する。デフォルトで出るポイント数も10ポイントと、多すぎず慎ましげでいい。僕なんか自分で自分に向かってポイント増やしながら、「いや、面白かったですしもう少し・・・」とか独り言言っちゃったよ(ウソ)。

 ただ単にポイント送付のためのボタン押す方式ではなく、「面白い」と思ってぶくまするついでに送るっていうのが良い。実際に僕の個別エントリはアップ後24時間でだいたい2000~3000人はユニークで読んでくれているみたいなのだけど、実際にぶくまされるのはせいぜい20~50件程度。まあ、その人たちの1割でもポイント投げてくれれば、1エントリ10~100円ぐらいの投げ銭にはなるかもしれんね。

 といっても、特にポイントの使い道があるわけでもなく(楽天でもほとんど買い物しないし、はてなで質問することもあまりない)、ポイントは貯まるに任せておくことになりそうだ。ま、実利というよりは気持ちのレベルかな。

 あと、メインページやバックナンバーページには投げ銭テンプレは実装せず、とりあえず個別エントリのページのみの実装にしてみました。メインページをぶくましたい方は、後ろめたい気持ちにならずにぶくまできます。ご安心を(笑)。

 追記:野猫さんのご質問に答えて今年の「梅干し製作」をご報告。

 ご心配してくださってありがとうございます。実は今年は7月末の土用前後に自宅を不在にする用事が入っていたので、梅干しがちゃんと干せるかどうか、結構気が気じゃなかったんですよ。で、7月20日ごろにいったん梅雨の合間に快晴になった日が2日ほど続いたので、まずそこで急いで干しました。

 その後天候不順に突入してしまい、いったん干し台も畳んで梅も漬け物樽へしまいこみました。が、家を留守にする前日の7月27日、台風一過で抜けるような快晴に。すかさず早朝から干し台を広げ、漬け物樽から梅干しを出して並べました。

 翌日家を出る前までに見事一昼夜干し終わり、今は樽の中で来年の今頃に向けて熟成を始めたところです(実は、昨年漬けた梅干しを今頃食べ始めたので、昨年産の10kgがまるまるまだ残っているんです)。今年の梅は粒が大きいのを買いましたので、できあがったらかなり見映えのする梅干しになるんじゃないかと思ってます。

 以上、梅干し報告でした~。では。

02:21 午前 ウェブログ・ココログ関連 コメント (3) トラックバック (4)

2005/07/14

ひさびさの大型ブログサイト登場

 ぼーっとしていて1週間も気がつかなかった。不覚でした。毎週3回、こっそり楽しみに読んでいるメールマガジン「日経ビジネスExpress」の一部が、ついにブログ化。

 2005東京国際自動車会議コラム

 通常はメールで配信されてくるコラム2本(池原照雄の「最強業界探訪―自動車+α」、浜田基彦の「走る、曲がる、止まる」)に加えて、スタイリッシュなフリー月刊誌「ahead」の若林葉子副編集長、日経ビジネスの石黒千賀子編集委員の新装コラム2本を加え、なんと4本のコラムが毎週タダで読めるという、超ぜいたくな期間限定サイト。

 しかも、コメント・トラックバック両方とも開放ですよ。いきなりなんという素晴らしいことを。実際、マニアの多い自動車業界の話題だけあって、読み応えのあるトラックバックやコメントが続々集まり始めている。

 各コラムニスト、特に池原氏と浜田氏のコラムの面白さは折り紙付き。池原氏は元日刊自動車新聞記者で、自動車業界専門の著名ジャーナリスト。各社の経営を主に論じるのだが、この切れ味がまた鮮やかで、毎回唸らされる。記念すべきタダ化第1回目のコラムは、やっぱりこのネタ。「米国トヨタの値上げのメッセージ」で来ました。名も実も両方取るトヨタの見事な手綱捌きを論じた内容は、トヨタに滅びてほしいと思ってるどこかの偏屈親父さんのコラムとは全然格調が違う。

 若林氏のコラムも、自動車関連と言いつつ実はバイク、しかもリアシートのタンデムライド体験記という、まさに「美人の女性にはかくあれかし」と男どもが夢想するままの姿を演じてくれるお話。「自動車業界に向けて普通の女性の見たままを書いていく」とのこと、もう興味津々、というか萌え萌えです。

 ただ、個人的に一番好きなコラムは、なんと言ってもメカマニア垂涎の浜田氏のコラム。この元祖メカオタクぶりには背筋が凍るほどの興奮を感じる。1作目はホンダのかち割りコンロッドが、エンジン軽量化にどのような役割を果たしたかという、超マニアックなお話。過去2年のコラムのマニアぶりもすごいのだが、年末までの6ヶ月間、毎週どのようなオタクネタを披露してくれるかと思うとわくわくする。

 これだけの強力なラインナップのコラムを集めたウェブサイト、RSSリーダーにはぜひとも登録せざるを得まい。これでアクセスを集めて広告収入を上げれば日経ビジネスもウハウハなのだろうけれど、惜しむらくはこのサイトが自動車会議の宣伝サイトに過ぎず、ウェブサイトへの広告では稼ぐつもりがないもよう。いっそのことここでRSS広告でも試せば良かったのに。ああもったいない。

11:38 午前 ウェブログ・ココログ関連 コメント (1) トラックバック (3)

2005/06/29

町山氏の日記が休止

 毎年6月末になると仕事のペースが遅くなる。梅干しを漬けなければならないので、残業せずに家にすっとんで帰るからだ。昨日も8時に脱兎のごとく会社を飛び出して、赤紫蘇4袋を買って帰りぷちぷち葉っぱだけをちぎって集め、塩もみして夜中3時までかかって10kgの白梅漬けの中に入れた。これで土用干しまでは放置できる。やれやれ。

 で、表題の件。前からコメント欄の無法者に完全と真正面から立ち向かっていた映画評論家の町山智浩氏のはてなダイヤリーが、最近の相次ぐ無法者の書き込みに音を上げたのか、とうとう日記をプライベートモードにしてしまった。トップには「匿名による嫌がらせに対応する方法を検討するため、しばらく日記を休ませていただきます。ありがとうございました。」の文字が。

 映画雑誌に書いた「スターウォーズ・エピソード3」の批評記事を配給会社に検閲されたという話あたりから、政治絡みのコメントが増えてプスプスくすぶってはいたのだけれど、その後何の関係もない記事に嫌韓厨とおぼしき捨てハンが延々と長文の嫌がらせを書き込み、でも町山氏もそれに果敢に反論していたので「相変わらず元気だなあこの人」とか思っていたら、意外に結構ショックを受けていたっぽい。

 まあ、政治あるいは政治的な話題で他人とガチで議論するのは、真面目にやろうとすればするほど激しく疲弊するので、僕なんかはそういう議論には絶対関わらないように注意してるのだが、町山氏はそのへんもあえて踏み込むのが彼なりのポリシーのようだったので、仕方ないと言えば仕方ない。

 ここ最近の捨てハンの嫌がらせ書き込みには日記の常連読者も参戦して徹底的にとっちめていたので、これで一件落着したのかなと思っていたのだが、いきなりプライベートモードにするとはね。

 再三嫌がらせ書き込みが続く中で、読者からは「コメント欄を閉じればいい」という声も出ていたが、やはり町山氏にとってブログで映画評を書く意味っていうのは、雑誌や映画配給会社の意向を気にせず、自分の言いたいことを書けるという開放感だけじゃなくて、書いたものに対して読者からツッコミや関連情報の提供などが返ってくるという、もの書きとして他に代えられない楽しみがあったからだろう。彼にとっては、きっと「コメント欄のないブログなんかに、何でタダで映画評論書かなきゃいけないんだ」という気持ちだったのだろうと思う。

 でも、彼自身が「ここはみんなのおしゃべり掲示板じゃなくて、オレの家の裏庭だ」とブログの冒頭に書いてた通り、気にくわないコメントは見つけ次第削除の方針でも良かったと思うんだよね。しかも2回目に現れた捨てハンは、文体からしても明らかに前に論破されてID削除食らった奴がまた復活しただけのように見えたし。はてなってココログみたくIPアドレスでコメント投稿弾けないんだね。残念。

 町山氏みたいな、いいがかりつけてくる捨てハンに向かって延々と説教垂れるというか、タイマンで殴り合う体力(気力?)のあるライターってなかなかいないというか、珍しいタイプだと思うのだけれど、それでもやっぱり言葉の暴力には相当のダメージを受けちゃうのかな。ああいうのを見るにつけ、これから人の前に出て意見を言いたい人間が持ち合わせなきゃいけない能力の中に、日本語をちゃんと書くとか人の話をちゃんと聞くとかに次いで、こういう場合のファシリテーションの能力、ぶっちゃけて言えば「いいがかり系をうまくいなす」能力が加わりつつあるということなのかな、とも思う。

 これって訓練すればそれなりに身に付く能力なので、その身に付け方を切込隊長あたりにまとめてもらって、真っ赤な表紙の、タイトルも「けなされる技術」とかの本を売ってもらうってのはどうよ。帯に「あなたのブログが炎上した!さあどうする」なんて書いてあったらなおよし。

 てなくだらないことを考えてないで、そろそろマヂでやばくなってきた仕事にかかります。では。

10:28 午前 ウェブログ・ココログ関連 コメント (20) トラックバック (3)

2005/06/14

【速報】「ニュースの現場」の高田氏がブログ休止

 朝、ブログ界隈をちらちらと眺めながら巡回していたら、北海道新聞の高田昌幸氏が東京転勤のため、ブログ休止だそうな。

 高田氏のブログは、市井の立場から現代の「環境型権力」を批判するという貴重なタイプの内容だっただけに、休止は非常に残念。

 環境型権力って、GLOCOMなどでも議論されているように現代の国家権力のあり方を考えるうえで欠かせない視点だと思うのだけれど、東浩紀氏なども指摘しているように、これについて真っ正面から批判するのが非常に難しい。というか、まだロジックが確立されてない。

 高田氏のブログのロジックそのものは、「○○という目的のために作られた環境型権力が△△という、全然違う目的のために利用されるのはいとも簡単なこと」という、既存のメディアにありがちなものでしかないのだけれど、こういう議論が記事ごとに断片化されたニュースの寄せ集めで成り立っている新聞メディアではどうしても進まない。つまり、ブログのように一個人なりがそれを1つ1つ抽出して時系列で並べ、批判していくというプロセスをたどらざるを得ない。

 その意味で、高田氏のブログは最近非常に面白い境地に入りつつあったのかなーと思ったりしていたのだけれど。休止ですか。残念です。

 それと、地方紙の優位というのをかけ声だけでなく身をもって実践されていた方が、東京に来て何をするのだろうかという不安&期待もある。東京で地方紙記者ならではの面白いネタを拾いまくってくれればと思うのだけれど、官庁の記者クラブ詰めになったら物理的にも意識的にもなかなかそうはいかなくなっちゃうのかも。

 でも、東京は世界につながっているいろいろな人がいるところですから、ぜひ人脈と見聞を広めていただければと思います。もちろん、ブログの早期再開も期待してます。

08:48 午前 ウェブログ・ココログ関連 コメント (1) トラックバック (2)

2005/03/09

世紀の大発明、ステルスコメントスクラム

 前のエントリで「うんこつんつん」モードで突っついてみた団藤大明神のブログ自評ブログが、エキサイトブログの独自機能を使った新発明を、我らネット右翼の集うニッポンのブロゴスフィアにもたらしてくれた。

 その名も「ステルスコメントスクラム」。すべてのコメントが「公平に」非公開という素晴らしい光景である。非公開コメントの洪水の中にぽっかり潜水艦の潜望鏡のごとくに浮上している、団藤氏ご本人の次のようなコメントがすべてのネットワーカーの心を激しく揺さぶる。

公開しているルールに従って、公平に非公開コメントにさせてもらっています。(中略)自分の存在証明をする意味でも是非、自分のブログなりを立ち上げてコメントを寄せてください。ネットでの礼儀の初歩でしょう。
 まさにキタ━━━━(゜∀゜)━━━━ !!!!! である。さすがは日本のネットの知のピークを広く利用されてきた、大朝日新聞の編集委員様であられる。個人のブログアドレスを保有しない人のコメントはすべて「非公開」とするのがネットの礼儀の初歩らしいですよ。きっと97年にinfoseekが立ち上がった瞬間からのネットの常識なのですよ!!皆さん、ちゃんと知ってましたか??

 ステルスコメントスクラム。団藤氏がこの世に生み出した、そのあまりの美しいコメント欄に感動した。いや、全米が3週間にわたって延々と泣いた。

 我々ブロガーは、2ちゃんねるを含むネットの住人が皆97年以来の礼儀の初歩を完全に理解する遠い未来のいつの日か、切込隊長のブログのエントリにつく数百を超えるコメントがすべて「ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。」という文字で埋め尽くされる光景を想像し、感涙のあまり17インチ液晶ディスプレーの画面の文字がかすんで見えなくなってしまうのである。ああ、世界は何故こんなにも美しいのだ。

 これからネット右翼の人々の注目を一身に集めて炎上したいと望む朝日的英雄ブロガーは、ぜひとも他のブログに比べて女っ気の足りないエキサイトブログにブログを開設し、「ネット右翼」「民主主義の敵」「訴訟も可能」などの言葉を濫用して美しいステルスコメントスクラムを雨後の筍のごとくに現出させ、陽炎のごとく透明な青き炎をめらめらと立ち上らせてもらいたい。それでこそ我らがインターネッツの華である。超どうでもいいけど。

03:42 午前 ウェブログ・ココログ関連 コメント (16) トラックバック (10)

2005/03/01

個人をネタにするブログのリスク

 ARTIFACT@はてな系で紹介されていた女子大生ブログ関連の話。昨年から今年にかけて学生ネット界最大の話題の1つだったさきっちょ&はあちゅうの片方は内定を辞退、そしてもう片方もネットベンチャー経営者と組んでイベントプロデューサーに。そして、そのイベントの方は250人も応募者があるらしいっすよ。

 つまりあれですか、自分を晒すネタブログ作って平々凡々な日々から脱出せよ!っていうのが最近の女子学生の流行りってことですか。脳内平凡日常から脱出できても、はあちゅうみたいなイベントプロデューサーになれるかはビミョー。いかにも2匹目のドジョウがいなさそうな企画だなあ。詳しくはid:SNMR氏@ダメ東大女子のまとめエントリを読まれたし。

 というわけで話題に乗り遅れまくりなR30ですが、よーしパパ東大受験生に戻った気分で果敢にid:gachapinfan氏の東大文系現代文論述問題に答えちゃうぞー。


1. 『電車男』との異同を論ぜよ。(25点)

 電車男とさきっちょ&はあちゅうの最大の違いは、電車男が「ネタの盛り上がり」(2ちゃんねる上)と「書籍化」(新潮社編集部)が、少なくとも表面上は全く別の主体によって行われたのに対し、さきっちょ&はあちゅうの場合、ネタ作りと書籍化あるいはイベント(いい女塾)が同じ主体によって行われている(ように見える)ところが最大の違いである。そして、オーディエンスの批判というか不快感も、まさにこの点に集まっている。


2. 「がんばってブログやってるんだから多少の報酬はあってもいいじゃないか」という主張がありうる(起業家利得正当化論)。これに対してどう応えるか。(10点)

 がんばってブログやることと、商業的な利益を得るために何をどう利用するかということはまったく関係がない。がんばって心に残った詩をメモしたという安倍なつみが、著作権法に違反してまでそれを出版して儲けていいかというと、そんなことはあり得ないのと同じ。よってこの正当化論は詭弁。


3. 「個人ブログ」の内容はまったく個人の自由なのか、それとも何らかの制限・義務が課されるべきなのか。(各10点)

3.1. 商業目的の利用は問題となるか。

 問題は大きく分けて2つある。1つは著作権という法律上の問題、もう1つは読者を「釣る」ことに対する倫理的不快感の問題である。

 「商業目的」にもいろいろとレベルはあって、エントリの部分だけをまとめて出版することは既に「鬼嫁日記」等を含めさまざまなかたちで行われている。それ自体は何の問題もない。

 ただ、ユーザーコメント欄での盛り上がりを勝手に書籍化していいかというと、これは非常に難しい。法律の専門家でも何でもないR30の勝手解釈では、ブログの著者がエントリ内に「引用」したものに関してはギリギリOKというところで、メアドやブログURLの付加されているユーザーのコメントを無断で利用するのはクロだと思う。

 ブログのコンテンツそのものの販売ではなく、もっと別の意味で商用利用という意味では、例えば個人ブログでもアフィリエイトで稼いでいる人はいっぱいいるわけだし、あるいは個人でネット通販のお店を開くための広告宣伝としてブログを使っている人もいる。したがってこれも何ら問題ではない。

 問題は、著者が主催するイベントに読者を呼ぶという形式だ。ブログが他人やよその社会事象のメタ言語のブログであればそれも成り立つ。だが、著者は「ネタ」でもあるがイベントプロデュースを手がける「メタ」の立場にも立つという場合、「著者というネタ」で盛り上がっていた読者は、突然その相手が「メタ」として自分たちを見下ろす立場にもいた(つまり自分が「釣られていた」)ことに気がついて、(人によっては)激しい不快感を抱くことになる。

 つまり、自らをネタにするブログが、突然「実はこのネタブログは私自身のイベントorセミナーの勧誘のためでした」とカミングアウトする形式は、読者に「よくも釣りやがったなこのアマ倫理的にルール違反だ」といった不快感をもたれないようにするのが非常に難しいということである。


3.2. 「やらせ」は許されないのか。

 個人ブログやってる人ならみんな分かるが、「やらせ」「ネタ」のない人気ブログなんてあり得ない。それをいかに「やらせ」と見るメタ視点に読者を引かせないか、あるいはメタ視点からわざと見せて笑わせるか、等のテクニックの問題があるだけ。

 個人ブログの「やらせ」問題そのものに対して「お前、よくもやらせで俺のこと騙したな!」って怒り出す読者がいるとすれば、それは単にその読者がバカなだけであって、「ネタをネタと見抜け(ry」という例のフレーズを返すか、それともそういう読者をブログに呼び込んでしまった著者のマーケティングセンスを恥じるべき。前者の対処をした場合にはR30のように二度とお天道様の当たるところには出ていけなくなる(笑)。


3.3. 読者の期待(「フツーの女子大生がけなげに頑張ってほしい」願望)に応えなければならないのか。

 「フツーの女子大生がけなげに頑張ります!」というメッセージを発した時点で、そういう期待を持つ読者を呼び込んださきっちょ&はあちゅうがどういうマーケティングを考えていたかによる。

 これが、例えば今話題のライブドア・パブリッシングからの出版のお願いが突然舞い込んで、「ええ~私たちのあんな話でも出版してよかとですか??ええ~ええ~信じらんないウソみたいキャー」とか盛り上がる無邪気なカマトトエントリなんかがアップされていたら、ライブドア死ねってコメントは出たかもしれないが、少なくとも2人の女子大生に対する批判は起こらなかっただろうと思う。イベントも同じ。はあちゅうが主催するイベントでなければ、たとえ「審査員として呼ばれちゃいました…」とか書いてもそれほどのハレーションはなかったと思う。

 だが、「悪あが記」スタートの時点で発されていた「フツーの女子大生」のメッセージとは矛盾するこれらのスタンスが、いくら「これは自分がこの数ヶ月で考えが変わった結果でして…」と説明しても、読者には納得されないのは当たり前。読者は生身のさきっちょやはあちゅうに触れたことなどなく、ブログ上に表明されたブランド・プロミスに反応して集まってきただけなのだから。

 不特定多数の読者の読むエンタテインメントとしてのブログで、自分自身のライフスタイルをネタにする際には、少なくとも「最初に読者と握った前提(ブランド・プロミス)を商業化の段階でも維持できるかどうか」を確認してからでないと、大きなリスクを抱えることになる。これは自分をネタにするブロガーの人たちにとって図らずも貴重な教訓になっていると思う。


4. 「より広く知ってもらうために営利企業と提携するのはよいことではないか」という主張がありうる(パートナーシップ論)。これに対してどう応えるか。なお、「学園祭において、営利企業との提携イベントを企画するという行為」と類比するかたちで論じてもよい。(20点)

 そのパートナーシップ論というのは、言葉の意味が全然違う。非営利団体(あるいは個人)と営利企業のパートナーシップというのは、企業がカネを出すのに対して、パートナー側が企業に対して間接的なパブリシティーや観客動員、名声(reputation)などを提供することを言う。別にはあちゅうが自分のイベントに企業からお金を取ろうが何しようが全然構わないが、今回の問題とは本質的に関係ない。


5. ブログ主を非難する必要性はあるのか。成文法に抵触しないのであれば、「市場の判断」にゆだねる(=アクセス数減少)だけで十分ではないのか。(15点)

 もし書籍に自分のコメントが無断で引用されたとして、それを著作権侵害で訴えるのであれば、それはそれで理屈が通っている。ただ倫理的な不快感(釣られたこと)に対しては、法的な対策は一切取れないわけだから、コメントスクラムでも誹謗中傷サイト開設でも個人情報暴きでも何でもやるよろし。名誉毀損とかで逮捕されても僕は知らん。現実的には、アクセス数減少以外の裁きは必要ないと思います。

というわけで、東大生のSNMRさん、採点よろしくお願いします。ペコリ(o_ _)o))

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2005/02/08

もう1人のR30が

 ブログ界に登場したらしい。「50代で財をなし、70代まで現役を貫く予定」という、僕と違ってとってもアブラギッシュな方のようである。同じ名前同士、今後ともよろしくお願いします(棒読み)。

 MSNとYahoo!サーチでは既にテレビ番組の方を超えて「R30」でトップの座を揺るぎないものにしました。でもgoogle先生だけが、なかなか僕をテレビより上に認めてくれません。

 ところで、そういえば最近リクルートの「R25」って読まれてるんですかね?電車の中で読んでる人、あまり見かけなくなってきたけど。

 

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2005/02/03

ブログ書くのに疲れただと?!そんなおまいに鞭くれてやる!

 明日の朝食用のご飯を炊飯器に仕掛けておこうと思ったら…ななななんと米びつの中に米がもうあまりない!おーい、明日朝イチで米買ってこいよ!>自分。アイアイサー( `Д´)ゞビシッ!>自分。

 そういえば、なんだか一生懸命立候補してないって叫んだつもりだったのに選ばれちゃいましたよニッポンのアルファブロガーに。実はこのブログ、目に見えない大きさで「アルファブロガーにはR30を」っていうサブリミナルが背景画像に仕込んであるんです。イメージのすり込みっていうのは恐ろしいね(嘘)。てゆーか本当に内田樹ブログ、論壇系に入れなくていいのか?うちより絶対アクセス多いよ?(笑)

 そして再び定期的にわき起こる「ブログってそもそも何」「ブログはいかにあるべきか」のメタ論議。隊長んとことかRichstyles!氏のとことか。もう、なんか激しく脱力。脱力してる場合かっ!!そんなおまいらに鞭くれてやるぅっ!!( `Д´)ノ~~~~~~ビシッ>自分。

 個人的には他の入選ブログが(隊長を除き)みんな白背景な中で、うちみたいな黒背景のクソデザイン(あー、ちゃんと自覚してますよ)のブログがコンテストで唯一選ばれたというだけで「してやったり」という気分で笑いをかみ殺すのに必死なR30なのでありますが、隊長の「意図的にノイズを増やし面白く書き綴る」という文言にギク━━━━。それってもしかして僕のことですか。

 別にエキサイトブログニュースのランキングなんかと一緒くたにしなくったっていいじゃん。僕も去年の年末に登録許可下さいっていうメールがエキサイトから来たんで、はいはいどうぞって返事したけど、並んでるブログのヘッドライン見て「ああ、こりゃ何の役にも立たねーな」って思ったから、その手のランキングとかはそれ以降一切シカトしてる。エキサイトから一番客が多かったのは、一昨日のドンキホーテのエントリだ。さもありなん(笑)。

 そうは言ってもエキサイトは管理チームは礼儀正しいし、こっちも分かって並べてもらったわけだし、別に問題ないと思う。むかつくのは、こっちがまじめな話を書いてるエントリに、よりによって人気BLOGランキングに参加しろとか書き込む奴だ。おまいら、もう少しエントリの空気読んでからコメントつけろってんだこのバカ野郎。ケッ。参加してほしけりゃ勝手に登録でも何でもしろや。今度スパムコメント送ってきたらぶち殺すぞ!

 ったく、IT業界はバカが多いからなあ…とか思っていたら、@niftyお前もか!!密かに愛読していた「悪徳不動産屋の独り言」ブログが、ココログブックスコンテストの運営にぶち切れてブログ休止宣言出してる。マジっすか。@niftyのココログブックス担当者!!土下座して謝れこの野郎!!

 ま、というわけでブログ関連のランキングとかコンテスト企画には、常に懐疑的、というか冷笑的な今日この頃。だってそうじゃない?一般の人から見て「良い有名ブロガー」の最大の共通点っていうのは、隊長も書いてるけど「良い議論を発掘し、先導し、新しいブログを取り上げてそこに読み手を流し、さらに議論を発展させ、集積し、結果として次のイノベーションは何かを読み解く力をブログに与える」ブログの運営者だと思うのよ。つまり、いろいろな方法でアクセスPVを「与える」人ってことね。

 ランキングとかコンテスト系の企画考える奴らっていうのは、そのへんが全然分かってない。せこいやり方でもエロい見出しでも、何でもいいからとにかく「集めた」やつを表彰したがる。でもそれは本当の「良いブログ」じゃないと。で、みんな脱力してブログやめちゃうと。場を仕切る奴がバカだと場がやせ細り、仕切る奴がもっと焦ってバカをやる。これ、コミュニティーにおける黄金の悪循環。

 カナロコ始めた神奈川新聞のメディア局の人たちにも、ぜひ肝に銘じておいてほしいんだけど、ブログのコミュニティーっていうのはさ、「吸い上げる」んじゃなくて「分け与える」のが仕事になると思うんだよ。

 つまり、一次ニュース持ってる奴のウェブが月間最大800万PV集めます、そんなことは当たり前。問題は、そのPVと読者を、コミュニティーに集まってるユーザーに惜しみなく分け与えて、喜ばせてあげられるかどうかなのよ。でなきゃこれまでの、他人のコンテンツただでもらってウェブに並べてるくせに、吸い上げたPVは絶対外に出さず、てめーの広告収入に換えようとするその他マスゴミとおんなじになっちゃうんだから。

 ちょっと脱線した。まあ、隊長の言うように今はちょうどブログがいったん成長の踊り場に来ているんだと思う。それは自分のブログのアクセス動向見ていても分かるし。何故かと言えば、たぶん次のような理由かな。

  1. 一般の人にとって「ブログってどんなもの?」というのを首実検する段階は、去年末まででだいたい終わった
  2. 今はCMSとしての(pingによる)強力な伝播機能、情報の断片化とその再構成が非常に容易にできることなどの特長を生かして、ブログでどれだけうまいビジネスモデルとワーキングスタイルを作れるかっていうところに、焦点が移ってる
  3. 活用のレベルとしては社内とか自社顧客といった枠に限定する方がやりやすい。だからオープン・インターネットから見えないところ(認証エリア)に設置する
 かく言う僕も、そういうプロジェクトにいくつもかかわってますし(笑)。Richstyles!氏が書いてたけど、ほとんどのブログユーザーっていうのはこれから地域(カナロコ、フルルkansaiなど)、SNS(mixi、gree)、それと趣味や属性別のクローズドブログサークルみたいなところに引き込んでいくんだと思うよ。

 オープン・インターネットのブログっていうのは、そんな中の本当に上澄みになっていくんじゃないかなあ。そういえばちょうどisologueで磯崎哲也氏がそこに絡んで「終身雇用的社会と実名ブログ」というエントリを書いていたけど、言い得て妙だなあと思った。特に次の部分。

「会社は仮の居場所であって、自分は自分の”腕”にあわせて最適な組織やキャリアパスを選ぶんだ」と考えている人にとって、ブログというのは自分の名前を売るための非常に有効なツールなんじゃないかと思います。(っていうか、「ありえねー」ってほどの大チャンス到来!って感じ?)
 逆に言うと、今の企業に雇われてる日本人って社長以外は誰も企業の看板を自分のペルソナと一致させてリスクを一身に背負うことなんてしないでしょ?だから極端な話、企業が「うちはいつでも独立できる社員としか契約しません。会社にちょっとでもぶら下がりたいと思う奴は入社禁止」って言い出さない限り、ブログの世界で実名の名前を売ろうっていう御仁はこれ以上出てこないと思うわけだ。

 で、じゃあなんでお前は会社勤めのくせにブログやってるんだって言われそうだけど、ハンドルネームか実名かっていうことで言えば、僕は実名の方は「○○会社に所属する」っていうリアル属性のペルソナの呼び名として世間に標榜しているので、ここでは使わないわけです。

 ネットの中で他人のブログに絡んだり絡まれたりして面白がっている僕のペルソナの名前は、「R30」。実際に調べようと思ったらR30が誰なのかとか比較的簡単に身元調べることできると思うんだが、それでも実名ではなくHNでブログを書く理由って、やっぱり自分が会社に勤めているということのペルソナと、ブロガーであることのペルソナって分離しておきたいっていう思いがあるからなんだよね。芸能人が芸名を使い、小説家がペンネーム使うのと同じ。

 まあ、もしリアルの僕と完全に同一化してもいいなと思える時期が来たら実名出すかもしれないけど、たぶんしない。なぜかというと、同一化させるリスクというのももちろんあるけど、そういうことだけじゃなくて、なんていうか僕にとってブログっていうのは内田樹氏の言う「誰に対しても好きなだけ悪口を言う自由」の場の確保だと思うわけだ。以前にあるライターさんが「ブログの快感っていうのは、マスコミ向けの原稿で絶対書けない言葉、バカとかクソとかを平気で書けることですよね、このカタルシスってすごい」って言ってて、とても共感した覚えがある。

 初めて会った他人に向かってまず喧嘩を売るとかいちゃもんつけて絡むとかって、リアルの世界では「ヤ」の字の方々以外にあり得ないじゃないですか(笑)。もちろん、僕だってそんなことしてませんし。だけどブログの中では、喧嘩売って読者を流し込む、あるいはトラックバックを打って読者を横取りする。そして喧嘩をエンタテイメントとしてお客さんに見せ、一緒になって問題の所在に向かって考えるチャンスをあげる。それが一番理にかなってると思うのですよ。迷惑っていう人もいるかもしれないが(笑)。

 でも、それをオープンインターネット上の、どんなとんでもないキチガイが来てもいいぞって言うぐらいオープンな場所でできる話芸のある人っていうのは、世の中でもそんなに多くない。一般の人はもっと狭い世界で友達同士馴れ合っていたいし、その方が楽。そういうことなんじゃないかな。

 そう言えば、愛読しているガ島通信というサイト名の由来を、昨日のエントリで初めて知ったよ。マスメディアという「ガダルカナル島」に取り残されそうになっている自分、という意味か。味わい深いね。

 そういう意味で言うとさ、オープン・インターネットの世界というのは、それ自体ガ島なのかもしれないな。僕らはここで、お互いに血塗れになって倒れ、息絶えるまでバトルロワイヤルを繰り広げる。世の中の議論を引っかき回し、人を右から左に動かし、祭りを起こして踊らせ、大笑いさせたり涙を流させたりするために。僕は、割と好き好んでそういう役を買って出てると、自分で思う。

 最後に、1つ提案。来年のアルファ・ブロガー投票企画は、ブロガーで選ぶのではなく、エントリで選ぶ形式を取ってほしい。これは、今から予告しておいてもいいと思う。つまり、普段は大したことない日記を書いてるブロガーでも、ピカイチの面白い考察を書いたエントリが1本でもあれば表彰するっていう、そういう方式に変えたらどうかな。

 これって、確か米国のHBSかどっかのビジネス・スクールが主催する「ビジネス・ライティング・アウォード」かなんかで採用されてる方式なんだよね。米国にも大小いろいろなビジネス誌があるけど、その中で1年間でもっとも面白い、読ませるコラムを1本だけ表彰するっていうの。マイナー雑誌かメジャー雑誌かは一切関係なく。

 ブログなんて、どうせエントリごとバラバラに分解して読んでるんだから、別にブログ単位で「アルファ」とか選ばなくてもいいじゃん。それってブログっていうテクノロジーの優位性、全然生かしてないよ。

 んで、投票の時に一緒に現金かはてなポイントで「寄付」をしなきゃいけないことにして、最優秀エントリに選ばれた人には、集まった寄付を賞金として贈呈(笑)。賞金が何百万円になるか想像もつかないぜ、それ。すっげえ面白い。

 そうすれば、ブログの世界っていうのもエントリ単位で「一獲千金」狙う人たちがもうちょっと増えて、1本1本のエントリに気合いが入る人が増える気がする。投票=寄付っていうのも、ブログコミュニティーに対する1年間のお礼、みたいな意味を込めてもらえるしね。

 アルファブロガー企画がそういうイベントになって、ブログ界に貢献しようとする人、貢献した人を褒める人が増えてくれば、僕らアルファブロガーも、見ず知らずの他人のブログに土足でずかずか踏み込んで、あれこれ引っかき回す楽しみがもうちょっと増すかもね。別に僕なんか賞金もらえなくてもいいからさ。

09:36 午前 ウェブログ・ココログ関連 コメント (6) トラックバック (17)

2005/01/07

短縮表記をつけてみた。

 ネタフルブログ発祥であるところの「短縮表記」が流行っているという話を聞いて、当ブログも導入してみました。ずばり[R30]。ていうか、短縮してないじゃん!!

 でも最近RSSリーダーでいろいろなブログを購読し始めてみると、配信されてくるタイトルだけからどのブログかなかなか判断がつかなくて、一瞬急いで読むべきかどうか戸惑うんだよね。そんなとき、ネタフルみたいに[N]ってタイトルの頭についていると、確かに分かりやすい。

 あと、当ブログとしては「R30というキーワードでGoogle検索して、TBSの某深夜番組よりも上位に表記される」ことが目標(笑)ですので、SEOの常套テクの1つ、「テキストアンカー」の意味でも、タイトル頭に「R30」を入れることは効果が見込めるかな~と。ちなみに今のところ「R30」での検索結果順位は、Google先生が5位Yahoo!で3位。おお、Yahoo!では既にTBSを追い越した!(笑)でもGoogleではTBSの前に、まずThinkPadを追い越さなくちゃ。

 でも、全部のエントリのタイトルに[R30]がつくの、ちょっとうざいかも。ネタフルさんのところだとそんなことにならないのに!ウィンドウタイトルやRSSリーダーへの配信タイトルだけに短縮表記つけて、普通のエントリタイトルには短縮つけない方法ってあるのかなあ?よくわからん。

 そういえば、このブログが何だか「アルファ・ブロガー」とかいうものに選ばれそうになっているらしい。立候補してないってあれほど言ったのに誰ですか票を入れたのは。ていうかCNETで26ヶ月ものブログ連載を続けた「神様」梅田望夫氏やヒルズで遭難する切込隊長氏をはじめ、大日本ブログ界のきら星のような人たちと、昨年11月に新装開店したばかりの田舎のパチンコ屋みたいな当ブログの管理人とが、席を並べて座談会なんて恥ずかしくて恥ずかしくてとても…出てみたいかも(爆)。

 もし座談会に出られたりしたら、謙遜したように部屋の隅っこでこっそり縮こまりながら、隠しカメラとICレコーダーでもって出席者の皆さんの素顔をブログ上に暴きまくってしまいますよ!!(ウソ)

 てな冗談はともかくとして、時々しょーもないことを書いたり「ローストビーフ」のキーワードで1日20件以上Googleからお越しになったりする意味不明のおバカブログですが、皆さんの鋭いツッコミバックいつでもお待ちしております。よろしくお願いします。

11:06 午後 ウェブログ・ココログ関連 コメント (2) トラックバック (6)

2004/12/30

年の瀬に思う来年~10年後のブログ界動向

 年の瀬ですねえ。年の瀬の定番ネタと言えばやっぱり、10大ニュースと来年予想。10大ニュースの方は、今年は誰にも言えない俺ニュースが多すぎて世間の動きがかすんで見える年だった(笑)ので、やりません。

 で、来年予想の方ですが、「2005年のブログ業界はどうなるのか」というネタが、あちこちのブロガーの間でアップされるようになってきた。面白かったのは、小林Scrap Bookの「2005年のブログに関するメモ」と、Moleskin Diaryの「来年のblog界を予想してみる」の2本かな。

 ま、日本のブログ業界というものが、そもそも2002年末のはてなダイアリー開始によって幕を開けたばかりのものなので、正直これから次第でどうとでもなるとは思うけれど。

 おおかたの方向は、2人の意見も一致しているように「ブログの専門化・分業化」といったところだろう。小林ScrapBook氏はそれを「ポスト木村剛の地位を狙う“あらゆる社会ネタ引き出しを持つブロガー”の登場期待」と、「ごくわずかの知り合いだけに読んでもらえればOKとするSNS的ブログ、あるいは特定の属性に特化した切り口でコミュニティ・マーケティングなどを試みるブログサービスの増加」と表現している。

 一方、Moleskin氏は後者の「専門ブログサービス」に対しては肯定的、というかニュートラルだが、前者の「スーパーブロガー(になりたい奴)の台頭」に関してはネガティブに考えているようだ。

 個人的な考えを言うと、僕自身は木村剛が登場したときから突き放して見ていた覚えがある。というのも、彼は「アンチ権力」みたいなポーズで大衆を自分の政治力に巻き込もうという意図が見え見えで、しかもそのくせ「俺は偉い、だからお前らはついてこい」的な悪臭がプンプンするものだから、こんな人がネットワーク上の言論でいつまでも中心にいられるわけがないと直感したからだ。

 恐らく同じことはMoleskin氏も含めいろいろな人が感じていたことだろうと思うのだが、最後の最後に木村剛を担ぎ出した当の仕掛け人である切込隊長が日本振興銀行問題に端を発した論争で、ネットワーカーとしての木村剛を完全に撃破してしまった。ローカルルールとして落着していたはずのゴーログTB全文転載問題も蒸し返された挙げ句、ネット界隈には今や「木村剛の回りには木村剛ルールで動く信者以外近寄るな」という暗黙の了解が形成されてしまったように見える。

 木村氏のミスは、「トラックバックランキング」という、金融業界における「財務格付け」のごとき強力なレーティングツールを手にしていながら、そのツールを運用する権力を唯一持つ者として求められる沈着冷静かつ公正中立な装いを演じきれなかったことだと思う。

 実際のところ、トラックバックランキングが発掘した「面白ブログ」の数は非常に多く、この功績は2004年のブログ界にとって決して小さくはなかったと思う。だが、金融の世界でもレーティングツールを握るものは(少なくとも表向きは)個人の思惑でツールから生じる権力を用いてはならないのは常識のはずなのに、彼は自分のリアルの立場がやばくなるとその禁じ手に手を出してしまった。

 ゴーログの次にそうしたブログ「レーティング」の権力を、次に誰がどのようにして手にするのか、来年はそこが1つの注目すべきポイントだというのは確かだ。だがそれと、ユニークな切り口で時事ネタを次々と斬りまくる「スーパーブロガー」の登場、あるいはそれへの待望とは、切り分けて考えた方がいいのではないかと僕は思う。

 思うに、木村剛氏がネットワーク・ハブとしてのポジションを取り得たのは、優良ブログの発掘やレーティングのオートマティックなシステムがまだ確立されていない黎明期だったればこそであり、その機能は今や「Feed Meter」や「matome.jp」などに取って代わられようとしている。したがってMoleskin氏の懸念するように、「自分を主、読者を従」として扱うようなブログが今後(狭い範囲の信者グループ内を除いて)ネットワーク内のメジャーなハブのポジションを取ることは、恐らくあり得ないだろう。

 実際、ゴーログに続くネットワーク・ハブの2匹目のドジョウを狙って登場したものの、読者にトラックバックでの情報提供を呼びかけたりと同様の悪臭を放っていた団藤保晴氏の「ブログ時評」は、、開設わずか1週間でその意図を切込隊長に見破られて放火され、火だるまにされてしまった(と言いつつ、僕もちゃっかりそこにガソリンぶっかけるのを手伝ってたわけだが(笑))。

 ただ、無機質なレーティングデータに解釈とエンタテイメントの要素を加えつつ解説してみせる人というのは常に必要なわけで、世の中にそうした「何でも解説屋さん」の需要がなくなることはない。なので小林ScrapBook氏の言うような「社会派ネタ全般に引き出しを持ったおじさん」をITも援用して何とか作りあげるか、それともそこそこの人ならカバーできる範囲にまでブログの対象分野を細分化・専門化していくか、という話になるのだと思う。

 前者についてはここで何度か取り上げている「議論整理ツール」のようなものもその道具の1つなのかなと思う。また後者は地域、趣味、場合によっては「会社」という単位でのブロググループなども出てくるかもしれない。

 従業員全員が毎日つける「会社」ブログというのは、どっかのITベンチャーが言っていたなぐらいの、突拍子もないアイデアのように思われるかもしれないけれど、知的生産が主軸になる企業においては(2005年中に、とまでは言わないけれど)意外にすぐに訪れる事態のような気がする。

 というのも、実はブログ登場前から「ブログ的コミュニケーション」を実践して社内で成功したビジネスパーソンというのは、実例を挙げると結構いるような気がするからだ。

 その、ものすごく有名な一例だけ挙げると、セイコーエプソンの木村登志男副社長あたりじゃないかな。前段のもう1人の木村氏と混同しないよーに(笑)。

 彼は確か10年以上前、エプソンのNEC98互換機事業を率いていた頃から、部門内で「こんにちは、木村です」というガリ版刷りのミニコミ誌を作って配っていたと記憶している。その後、メールが登場してそれをメールに切り替え、ウェブが登場するとイントラネット内に自分のサイトを立ち上げた。その間、ほぼずっと毎週必ず自分の身の回りに起こったことを自分の部下たちに自分の言葉で伝えてきた。

 なぜそんなことを続けているのか、木村氏本人に尋ねたことがある。彼の答えは非常に興味深いものだった。「普段仕事と何の関係もない話を書いていても、たいした内容のことを書いてなくても良いんですよ。毎週必ず書いていれば、それを読むのを習慣にする人たちが出てくる。そして、本当に自分が何か大きな問題に直面して困っている時、そのことを書くとすぐさま数人、数十人の人たちが助けの手を差し延べてくれるんです。その時のためにやってるんですよ」

 エプソン社内で木村氏を真似して毎週メッセージを発信しようという役員がこれまで何人もいたが、継続できた人がほとんどいないらしいという話も聞いた。

 ブログを書き始めた今、僕にはあの時木村氏が言ったことの意味、そしてエプソンの他の役員たちが彼を容易に真似できなかった理由がすごくよく分かる気がする。ブログでは自分自身が明快な結論を持っていなくても、投げかければ誰かがそれに助け船を出してくれる。結果として、その「場」には1人で考え続けていたのでは思いつかない「知」がものすごいスピードで集積するのだ。

 木村氏が見ていた情報発信のメリットとは、この点にあったのだろうと想像がつく。だが、こうした知の集積は、「俺が主で、お前らは従だ」「俺が正しくて、俺に文句を言う奴は間違っている」という姿勢の情報発信者の元では決して起こらない。絵文禄ことのはブログに「安倍ぬすみ主義」とこき下ろされて以来、ゴーログへのトラックバックの数が減少しているのは、その象徴だ(ちなみにこのゴーログTB引用問題に対する僕の考えは、笑わせんなヴォケが!のこのエントリにほぼイコールである)。

 このままの勢いでブログが利便性の高いコミュニケーションツールとして普及していけば、従来の企業で一般的なヒエラルヒーを想定したコミュニケーションよりも、こうしたフラットな関係の中での「モデレーション(ファシリテーション)」を想定したコミュニケーションのほうが知的生産性が高いことが次第に明白になる。

 そうすれば、「知」を軸に活動する企業(コンサルティングファームやマスメディアなど)が「社員に個人ブログを運営させ、誰が(企業という)コミュニティの知的生産性向上により多く貢献したかを明確にしようじゃないか」と考え始めたとしても、何ら不思議ではない。というか、そう考えて実行する企業だけが生き残る時代が、まもなくやってくるだろう。

 来年ではなく10年先ぐらいの話かもしれないが、今の僕たちにとってこういう時代が来るのは「そう遠くない未来の話」だと、ここで予言してみようと思う。やや理想に傾いた独断ではあるけれども。では皆様、良いお年を。

03:22 午前 ウェブログ・ココログ関連 コメント (0) トラックバック (9)

2004/12/24

祝・20万PV

 今年4月に前身となるブログを開設して以来の累計PVが、本日6時を持ちまして20万を超えました。

 このブログをこれまでにご訪問下さったりリンクしたりトラックバックしたりコメント書いたりしてくださったすべての方々、なかんずくたびたび拙記事にツッコミを入れ、クリスマスイブのほのぼのファミリー層向けの料理記事にまで大量の怨念独身童貞男の信者刺客(現在までで既に5000PV)を差し向けてくださった切込隊長様に、この場を借りて厚くお礼申し上げたいと思います。

 それにしても最近思うのは、ブログの世界って近ごろアクセスが加速度的に増えてないか?ってことですね。累計10万PV超えたのが、つい3週間前だったように記憶してるんですが。むなぐるまさんも書いていらっしゃるが、これがたった数ヶ月前には「部員が八人しかいない高校野球みたいな雰囲気」と形容された分野とは思えません。

 やっぱり世の中の話題を引っ張るような議論をがんがんブチ上げること、それから人気ブログの分類マップを作ってみたりとか、俯瞰図みたいなものを発信することが、業界全体の顧客層拡大には大切だと、こういうことでございましょうか。

 えーちなみに申し上げておきますと、不肖私、むなぐるまさんのおっしゃるような「アルファブロガーへ立候補」などという不遜なことは決して、決してですね、やってございません!!そういうご指摘は、いかがなものか。有名人になるだとか、そういったことのためにブログをやってきたのでは、ないのであります。これだけは、明確にしておきたい。こう思っております。そのような意見は即刻、撤回して頂きたい!以上です。委員長!

05:59 午後 ウェブログ・ココログ関連 コメント (0) トラックバック (0)

2004/12/21

他人のブログを読み始めると

 ・・・あああっ、またエントリを書きたくなるっ・・・くぅぅ・・・ここは耐えて・・・耐えるのだっR30ぅっ・・・RSSで見えたからといって・・・すぐに読むんじゃないっっ・・・それより・・・早く仕事・・・仕事をっ!!

02:11 午後 ウェブログ・ココログ関連 コメント (1) トラックバック (3)

2004/12/20

2004年日本のアルファブロガー投票

 FPNニュースコミュニティーで、2004年の日本のアルファブロガーを探せ!という投票企画が始まった。要はビジネスのヒントになる、ビジネスパーソンにとって要チェックなブログをリストアップしようぜ、というもの。

 この企画の裏側には、切込隊長のエントリ「Blog of the Yeah! 2004が結局なかった件について」でも語られているような事情があるのだろうと思う。アクセス数の多いブログ、という基準だけで人気ブログを選ぶと、芸能や下ネタなどの大量に詰まったエンタメ系なニュースブログか、ネット技術の動向ウオッチ系ブログが上位に来てしまい、ほぼ顔ぶれが固まってしまう。しかも本当の意味でビジネスに役立つブログというのがあまり入ってこない。

 FPNニュースコミュニティーの今回の企画の意図も、そのへんの問題意識があると思うのだが、やっぱりそのためには論壇系ブログでまじめな論争をあちこちで引き起こさないとダメだろう。

 年末にかけて、いずれも切込隊長がらみで勃発したネット・ジャーナリズム論、キムタケ銀行告発問題は、ブログやネットメディアに関する様々な考察を可能にした。あの2つの論争にTBを打って果敢に参戦してきたブログの中には、専門家的知見をきちんとまとめて積み上げているものや、独自の切り口をもったものがかなりあった。2つの論争は、そういうブログが「発掘」されるきっかけになったという意味で、大きな意味があったと思う。

 だが、それでもそれらの見識を備えたブログが「アルファブログ」と呼べるものになるかどうか、質、量ともに米国に比べて全然小さい日本のブログ界隈では、まぜ判断できないような気がする。今年下半期ぐらいで、ようやくアルファブログの候補が芽生え始めたというところではないだろうか。

 この芽を大きく育てられるかどうかは、恐らく読者の側の適切なリアクションが大きく関わってくるのではないかと思っている。「このブログは参考になることもあるけどときどき見方が偏っている」とか、「このブログはニュースの羅列ばかりでアイデアが見えないのでつまらない」とか、いろいろと言いたいことを言うべきだ。ブログの筆者がそれを受け容れるかどうかは別だが、発言することでブログの世界に自分が欲しいものを実現してやろうと骨を折ってくれる人が出てくるかもしれないのだから。

 というわけで、FPNのアルファブロガー投票企画にはアクティブなブロガーの方々だけでなく、いつもは他人のブログを「ふーん」と感心しながら読んでいるだけの「ROM」な人たちも、自分のブックマークからよくクリックしているブログを3つ選んで、投票してもらいたいと思う。そういう小さな声の積み重なりが、ブログの世界にまた前進を起こすのだと思っている。最後に、ぜひ当サイトにも清き一票を(爆)。嘘です冗談です口が滑りましたゴメンナサイ。

 ちなみに、FPNの企画エントリのトラックバック先、またその人たちが選ぶ「3つのアルファブログ」というのも最高に興味深い。ぜひご一読を。ちなみに僕の投票内容は…秘密です(笑)。

 それから、オタクネタでTB・コメントいただいた方々へ。書くことがあれこれありすぎてまだまとめエントリ書けません。今しばらくお待ち下さい<(_ _;)>

01:03 午後 ウェブログ・ココログ関連 コメント (0) トラックバック (3)

2004/12/19

トートロジーに熱くなる

 最近気に入ってよく読んでいる現代思想の内田樹教授のブログのエントリ「困った人たち」を読んで、爆笑した。

 今日はカミサンと出かけていたのだが、家に帰る途中の電車の中でこのエントリを携帯で読んでいて、吹き出してしまった。「どしたの?」とカミサンが聞くので、その部分(エントリの後半部分)を読ませたのだが、「何が面白いの?」という顔をしている。うーん。。。それって落語の地口オチが何で面白いか説明しろって言われているようなもんなんですが。

 落語の本編のほうは内田教授ブログで読んでいただくとして、それがなぜ面白いか、落語のオチの説明にならないようにちょっと語ってみよう。

 要するに内田教授はトートロジー(同語反復)の話をしているんだけれども、教授の言うとおり、世の中の文系の人っていうのは、自分の論じている内容のトートロジーに意外なほど鈍感だよね。という自分も文系なんだが。正直、これは学生に限らないな、と最近思う。

 内田教授がトートロジーの例として挙げているのは、院生の書いたジェンダー論だが、これって最近議論の熱かったジャーナリズム論についても言える。だいたいマスコミの中の人やそれに絡む人たちもみんな文系ばっかりだから、どいつもこいつも定義をすっぽかして印象論であーだこーだ言うばかり。で、まとめてみると「ジャーナリズムとはジャーナリストの述べたテクストである」「ジャーナリストとはジャーナリズムのテクストを書く人である」っていうところがぐるぐると循環していて、不毛なことこの上ない。

 そこで「あなたの言っていることはトートロジーですよ」って言われるのは、ものをしゃべって飯を食っている人間にとってはもっとも恥ずべきことだと僕は思うのだが、大マスコミ人とかに限ってそのあたり、皆さんカエルの面にションベン並みに無反応ですな。「定義が違うから」とか言って無視すればいいとでも思ってるのかしらん。

 なんでこんなことを延々と書いてるかというと、前のエントリにトラックバックくれたyosomiさんのエントリ読んで「おまいらブログに書くぐらいなんだから、もうちょっと論理的に考えろや」と思ったからなんだが。続編エントリしなくていいから、トートロジーを謝りなさい(笑)。

 ま、それはおいといて、でもこういう命題定義のしにくい問題というのは、往々にして議論が混線するもんだから、多くのブログでエントリがいっせいに乱立して熱いTB祭りになりがち。

 それはそれで面白いっちゃあ面白いのだが、だがしかしいったい誰がトートロジーを述べているに過ぎなくて、いったい誰が議論を前に進めたのかといった検証が、すぐにできないのが難点だよな。2ちゃんねるだと、1つのスレの中に論と反論を述べる奴らがあふれる一方、意味の分かりづらいレスを意訳する奴、それを樹形図にまとめて整理する奴などがどんどん現れて論点が明確になるんだけど。ブログはなまじ長ったらしい文章を書き込めるから、そこらへんが難しい。

 論点整理とか状況俯瞰を専門にするブログというのも、ちょこちょこと出てきてはいるが、やはり今のブログの仕組みだと、ネット上のあちこちにあるエントリをすべて読もうと思えば、ブログからブログへトラックバックを1つ1つ追いかけなければならない。しかもトラックバック打たずにリンクだけしているエントリは、第三者からは追い切れない。2ちゃんねるのスレだけを読み通して整理する「まとめサイト」に比べて、ブログ上の論争をまとめる作業は相当荷が重い。

 トートロジーの起きやすいネタが、ブログ上の話題で流行るという傾向ははっきりあるんじゃないかと思うのだが、これって今はブログの勃興期だからみんな熱くなって飽きもせずにつき合っているが、ブログ熱が冷めたらこんな面倒なこと、もう誰もやらなくなるよな。

 そういう「論争整理」のシステムが登場することを、切に願うものである。

02:27 午前 ウェブログ・ココログ関連 コメント (5) トラックバック (5)

2004/12/15

【ご意見募集】デザイン変更してみました

 猫も杓子もユニバーサルデザイン流行りの世の中で、今や黒背景のウェブサイトは存在自体が非難の的になってきている感もありますが、個人的には結構これにこだわりたいと思っている所存。

 ただ、自分自身も目を細めて見ないとサイトの文字がよく見えない(笑)ようになってきているので、スタイリッシュとユニバーサル、どちらを取るか悩んでいます。で、ちょっと実験。

 背景を、霞ヶ関官僚日記さんを見習って真っ黒ではなく少し色を入れ、その分文字を明るくしてみました。また、長文のエントリを読む際にスクロール回数を少なくできるよう、本文部分を可変幅に、右サイドバーの幅も広げてみました。

 見やすさに関してご意見のある方は、お気軽にコメント欄に書き込んでみて下さい。またしばらくしたらいじるかもしれませんが。

10:14 午前 ウェブログ・ココログ関連 コメント (11) トラックバック (1)

2004/11/08

誰か教えて

 このブログにはただの一言も「ゴッ●ル」って言葉を使ってないのに、来訪者の検索ワードに「ゴッ●ル」が入っているのはなぜ??誰か教えて。(つД`;)

12:09 午後 ウェブログ・ココログ関連 コメント (4) トラックバック (0)