書評:「マーケティング2.0」
ブログの面白さについては個人的にひそかな仮説があって、「結構長く続けてきた仕事を、一念発起して転職/離職しようとしている、あるいはした若手リーダーレベルの人のブログ」っていうのが、やっぱり要注目だと思うわけです。なぜなら、もともと所属していた業界に対する批判的なものの見方というのが、取引先や所属組織のしがらみを切り離せることで一気にあふれて出てくるため、通常は絶対に出てこない一言というのがぽろっと出てくるから。
・・・というような意味で、この本なのだが、とにかくこれは絶対に読む価値がある。渡辺聡氏の監修による「Web2.0を使ったマーケティングの教科書」というべき本だが、その中に衝撃的な記事が入っているのを見つけてしまったのだ。
もったいぶるようで悪いのだが、もろもろの配慮をした結果、それがどの原稿のことなのか、どういうことが衝撃だったのかはここでは具体的に書かないほうが良いだろうと判断し、書かないことにした。何が書いてあるのか知りたい人は、自分で買って読んで探してみてください。
これは、さすがにネット上でもし本人がブログに書いたりしたら、ど派手な爆発・炎上は確実と思われる内容。でも真実を突いてるし、これからネットを相手にするマーケターにとって忘れてはならない着眼点だと思った。内容が内容だけに、いまだ似たようなことをずばっと書いたブログにはおめにかかったことがない。しかも、この記事は本人の前職でのプランニングの体験が元になっている(と、ほのめかされているわけではなくて本人が文中にそう書いている)わけなので読めば分かる。この原稿を読むためだけでも、この本を買う価値はある。
思えば、ネットについてネット上で語り得ないことというのは、やっぱりあるのだなあという印象だ。自分の場合はネットでなければ理解者を得ることもできなかっただろうことを2年前に書こうと思ったのがブログのきっかけだったわけだが、今や紙でなければ語れないし(まっとうなかたちで)理解者を得ることもできないことというのが生まれてくる世の中になったのだなと思うと、何というか、複雑というか感慨深いものがある。
というわけで、加藤ちゃん、あとでこの本貸すから絶対目を通してください。よろしく。(以上業務連絡)
05:52 午後 書籍・雑誌
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