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世界観と経済圏

2006/06/10

烏賀陽さんがぶち切れている

 やや亀レスなんだけど、コメント欄・はてブともに盛り上がってるみたいなので。

みなさん、さようなら。ブログ連載から降ります。(烏賀陽(うがや)弘道の音楽コラム)

 失礼ながらこの記事がはてブのトップページに出ているのを見て、烏賀陽さんがAFPBBでコラム書いているのを初めて知った(笑)。だって「烏賀陽」でぐぐっても1ページ目にそのコラムの片鱗さえ出てこないんだもん。しょうがないじゃん。

 かつてならこの記事を読んで「Web2.0時代に何を今さら。烏賀陽さん、梅田本ぐらいちゃんと読んでください」みたいな感想しか持たなかったんだけど、自分自身もまたじわじわと書き手・編集者・メディア設計の側に多少踏み込みかけていることもあり、今回については思うこといろいろ。

 烏賀陽さんのお気持ちは分からなくもないのだが、例えば今は「原稿料タダ」の媒体(ネットじゃないよ)だって出てきてるわけで、ライター業を取り巻く状況全体はより悪い方向へと加速度的に転がっていってるわけです(もちろん、そんなのは烏賀陽さんの書くような媒体じゃないけどさ)。

 だから烏賀陽さん1人がブログに書くことを止めても、その穴はまた他の誰かが劣化した原稿で埋めるだけのことであり、AFPBBという場全体の質の劣化にはつながっても付加価値の向上、まして原稿料のアップとかには絶対つながらない。ま、烏賀陽さんにAFPBBの質の劣化を防ぐ義務など何もないのだけどね。

 ただ、ひっじょーに気になったのが以下のフレーズ。

ライターが書く原稿は「商品」ではありません。知的財産です。知財です。シャツやフリースとちがって、コストダウンには限界があります。製造原価(つまり原稿料)を安く叩くと、ライターが離れてしまう、クオリティが低下するのを避けられないのです。
 「知的財産」というのは、そのコストによって定義されるものではない。何もしてない時にふっと思いついた事業アイデアだって「知財」だし、10年以上の研究を重ねてついに生み出した画期的な医薬品の化学組成だって「知財」。

 では、烏賀陽さんの言う「Tシャツみたいな商品」と「知財」を分かつものは何かというと、商品はそれを売ってしまえばお終いなのに対して、知財というのは「そこから派生してくる成果(アウトカム)に対して正当な対価を要求できる」ことだと思うわけだ。

 もし「自分の原稿は知財なのだ」と烏賀陽さんが思うのであれば、「原稿料」というかたちでブログに書く記事の対価を受け取るべきじゃない。それはつまり、自ら「商品」としてそれを売り渡しているに過ぎないんだから。それで安すぎるとか文句言っても、しょうがないでしょ。

 そもそも新聞メディアの(それも烏賀陽さんみたいな超のつく良心的な)記者の書く原稿というのは、その作成プロセス自体がネットメディアの要求するものよりはるかにオーバークオリティなのだしね。裏取りしてないでいい加減なこと書いても、誰かがそれで怒り出さなければとりあえずそれでオッケーなわけだし、仮に一生懸命裏取りしたところでPVが増えるわけでもなく、誰も褒めてくれない。

 自分の原稿が知的財産だと思うなら、「原稿料は要らない。その代わり、俺の記事を掲載して生まれるPVに対し、1年間は1PVあたり1円の対価を払ってくれ」とか何とか、そういう契約を要求すればいいんじゃね?と思うわけだ。僕が編集長なら、上限キャップはめたりとか多少のリスク管理はすると思うけど、そういう契約も実験してみてもいいかなと思う。PVだけが成果の尺度とは限らないけど、まあそういう考え方もアリだろう。

 というところまで考えて、さらに思ったのだけど、そもそも知財であるはずの原稿を「商品」扱いして、一番ウレシイのは出版社や新聞といった「チャネル」側の人たちなんだよね。だって、その人たちって本来は知財である原稿から生まれてくるはずの成果を、すべて独り占めにできるのだから。なのに、どうしてそんな美味しい業界が「ヨレヨレであります」ってことになるの?という疑問が生まれた。

 つまりそれって、自分だけ美味しい思いをしようとして、結果的にライターのモチベーションを下げ、より低コストで「商品」を調達できるインターネットに負けちゃったから、そうなってるってことじゃないのだろうか。エコシステムとして非常に無理が来ていたところに、インターネットという強力な競合エコシステムが生まれて、それでダメになったとも言える。

 でもよく見ると、インターネットだって実は既存メディアのエコシステムを「劣化コピー」してるだけに過ぎない。原稿を「商品」として買い取ってるし、それをすごい勢いでフローとして費消している。知財としての原稿のストックからアウトカムを生み、それを最大化するようなマネジメントをやっているとは、到底思えないわけだ。

 だったら、エコシステムとしてもっと原稿を「知財」として扱うような仕組みを作ったら、うまく行くんじゃないの?なんてことを、ちょっと思ってみたですよ。どんな仕組みなのかは分かりませんがね、ええ。そんなわけでライターの皆さん、頑張ってください。

10:36 午前 メディアとネット

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烏賀陽弘道がぶちきれている。朝日新聞社を辞めて『「朝日」ともあろうものが。』という本で朝日批判をしただけあって,連載コラム(ブログ)を辞める際にも,批判と問題提起をしている。「400字換算1000円」という原稿料は専業ライターとしては「驚愕の低価格原稿料」であることは確かだ。ワイが体験した範囲でも,ソフトバンク・クオリティーとも言える(球団では大盤振る舞いしとるけど)。 知的財産は種類が数あれど,テキスト(文芸の著作物)ほど価値が認められにくいものはない。なぜか。誰でもそれなりのクオリティのも... 続きを読む

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道重さゆみの基本性能が解らない トラックバック コ速鐔 @2006/06/24 18:25:21
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Comments

 烏賀陽さんという人がどういう人か寡聞にしてさっぱり知らんのですけどね。
 こと銭金の話になったら、
 「自分から書いちゃったらお仕舞い」って感じじゃないですか? デンと構えて「俺様の話を聞きに来たかったら金もってこい」状態にならないと。新庄(プロ野球選手・北海道日本ハムファイターズ所属)なんかインタビュー一発で3000万円ゲットしたでしょ。
 自分から書いちゃうような人に
>(もちろん、そんなのは烏賀陽さんの書くような媒体じゃないけどさ)。
 とか言っても意味ないす。
 ページ1円の駄菓子屋ライターもページ10万円の大御所も、書いている(と同時に書かされている)段階で、皆いっしょ。使われ者に格差なんかねえって感じ。

POSTED_BY: @2006/06/10 11:58:48

ウガヤさんてほんと、しょーもないおじさんですね。
騙されたとかならともかく、安い原稿料に納得して
ちゃんと契約して始めたのはご自身なのだから、
ソレに対して文句を言うのはどうかと思いますが。

ウガヤ氏といえば
『「朝日」ともあろうものが。』という伝説の愚痴本がありますが、
朝日新聞社に17年も属して、安くない給料を貰って、
社費留学までさせてもらっていた組織を、
わざわざ出版してまで「腐ってる!」と罵る姿勢には疑問符を
拭えませんでしたね。
新聞業界の実情がどうかというのとはまた別問題でしょう。

不満が溜まってくると公の場で私憤をぶちまける、
精神年齢が低い記者なのだという認識をさらに強くした次第です。

POSTED_BY:雅子 @2006/06/10 12:59:39

まー、ここの管理人と大して変わらないw

POSTED_BY:774 @2006/06/10 13:47:59

俺はウガヤ氏の言い分の味方。ウガヤ氏なんて知らねーけど、この人の言っている内容の味方なんで、間違えないでね。
(最近、誰が言っているかを追求する奴が多くてウゼーっての)

俺の知る限り一番安い原稿料は一文字2円。
エロゲーのシナリオ(1M=100万円)がそれぐらい。後、某プラモ誌の昔の原稿料。

でも、原稿料は原稿料。
でも、安すぎですぜ、シャッチョサン。

単に「ライターの原稿料安すぎ!」というのに「ライターが知財とはおこがましい。お前のようなのは知財じゃなくて消費財なんだよ、ボケ」エントリーは、さすがシャッチョサン。

知財とかマジでどーでも良くてさ「ライターの最低適正料金は幾らよ?」つーことで、一つ返事を返して欲しいこの頃ですわよ?

ああ、ここでは是非とも資本家、経営者のぶっちゃけた意見(シャッチョサン同様、ライターなんて使い捨てを含めて)ざっくばらんな言い分が欲しいところでございますが、如何か。

>>私氏
分かっててやってるのでムカツクぜw
その対価を要求できるのが「(社会的にも人格的にも)エライ人」だけつーのを。
費用対効果の問題だろうけどさw

POSTED_BY:これ燃料? @2006/06/10 14:46:39

ウガヤという人は、自分の首を絞めてますね。どんな立派なエッセイかと思ったら、「ローリング・ストーンズは80年代以降自己模倣を繰り返している」ですって。そんなものわざわざ読みたくないですな。新鮮味皆無。
むかし『地球の歩き方』が売れて話題になったときも、プロの物書きたちがイチャモンをつけたと(『文藝春秋』1990年10月号など)、浜野保樹の『イデオロギーとしてのメディア』(1992年)p186に書いてありました。
ようは表現の機会が開かれて素人とプロの境界がなくなりつつあるってことですけど、話題になってるってことは、それだけ「できたら文章で食えるといいな」と思っている夢想家、もといライター志望者が多いってことですね。だからウガヤさん頑張れといいたい気持ちもある。

POSTED_BY:MT @2006/06/10 22:19:25

finalvent氏が言っていたように原稿は依頼がくるから金になるというのだけが経済的な構造だと思う。
それは原稿の質とか知的レベルとか関係ない。虫けらに向けた虫けらみたいな文章の方が金になる。エイベックスみりゃ分かるわな。

一方知的財産と呼ばれるものは公共性とか公益性の話であって、詰まるところ権利全般がそうなのだが政治力でしかないだろう。
そしてコンピューティングというのはライターなりプログラマーの政治力を下げる方向にある。いわば平和に向けて戦争してるようなものでね。でも公益性があるからしょうがないわな。

原稿に適正価格なんて無いんだよ。どうやって売るかでしかない。
刀鍛冶の仕事がなくなるのは職人の腕が落ちたせいでも卸が悪いせいでも買い手が馬鹿なせいでもないだろ。適正価格って労組のリーマンかよ。

本当に知的な日本を目指すなら必要なのは生活保護よ。学者先生だってそうだろ?これっぽっちも「生きる」役にたたんかも知れんがね。

POSTED_BY:ho @2006/06/11 1:05:09

とりあえずR30は死ねばいいのにって感じ?

POSTED_BY:まとめると @2006/06/11 13:01:37

 つーか同人誌やってるわけでもなく自分で主催してるわけでもない媒体で何か書いて、適性料金って何じゃらほいって感じ?
 所詮使われ者であるからして、会社に金出してるスポンサーの意に沿うことが第一義だからして。スポンサーの意に適えば取得料金上がるでしょ? としか。

 で。意に沿いたければ広告宣伝効果を高める(○○さんが書いてるから読むって言われる)か、単行本出して最低3~5万部、できれば10万部売って著名&寺銭稼ぎ野郎認定されるか、オーナー若しくは編集長若しくは直属編集者とスーパー仲良しになって事情通扱いで融通利かせてもらうか。いずれか。

 そもそも、さ。嫌なら書かなきゃいいんで。雑誌が潰れようが媒体情報が陽の目を見なくなって絶滅しようがそんなこたどーでもよくて、書かなきゃいい。
 それを、何か知らんが個人で勝手に思ってるだけの安っぽいヒロイズムとか中途半端な使命感とかでしゃしゃり出てくるから、そこを狙い撃ちされて値下げさせられるわけで。単なる自業自得。
 書かなきゃいいんだよ。出版社の連中だって、俺たちゃ書かない自分でやれって言われたら、お手上げするしかないんだからさ。

 で、残念なことに世の中には夢見るバカが沢山居て、そういう中から低賃金重労働でも文句言わないアホが出て、アホの中からキラリと光るクソが出て、そういうのにテキトーに銭掴ませてジャパンドリーム実現させたげれば、また夢見るバカが引っ掛かってくれるわけですよ。
 それで十分回転してんだから、今さらライター風情が何か言ったって知るかって感じ。

POSTED_BY: @2006/06/11 22:22:50

 朝から晩まで低賃金重労働で年がら年中刻苦勤労してそのまま死ねと。朝起きたら枕元に鼻血がベットリ付いた状態で全身麻痺でもやってろと。そもそも枕で寝られる時点で有り難いんだ路上で寝ろ路上で。新宿三丁目あたりの交差点脇の自販機の傍の下水道に首突っ込んで鼻血でも吹いて倒れてろと。
 そういうことなんじゃないの?

POSTED_BY: @2006/06/11 22:32:06

「私」が書くたびに、ここの管理人の評価が下がってゆくところが面白い

POSTED_BY:通りすがり @2006/06/12 20:42:24

↑具体的にどこでどう下がったのか解明されると又吉。

POSTED_BY: @2006/06/12 22:29:07

例えばすぐにそうたずねてくるところ
なんでもお見通しの聡明な「私」が知らない訳はあるまい

POSTED_BY:通りすがり @2006/06/13 2:33:56

私がいなくなったら詰まらんと思うが・・・。
R30氏は書きっぱなしジャーマン状態だし。

POSTED_BY:通りすがり @2006/06/13 10:14:47

一理あるなw 「私」ってのはR30の幽体離脱した人格みたいなもんだって、このところはっきりしたしな その割にはリアルでは遠ざけられているがw そこがRの小市民的なところだと微笑ましく眺めている今日このごろ ま、がんばってその芸を磨きたまえ

POSTED_BY:通りすがり @2006/06/13 11:14:39

提灯で絡んでる奴はなんなんだろな。
別にここに限らず各所で見かけるようになった。
病的な30~40代かと思ったが、発生状況から見ると若年層で世代的な問題なのだろうか。
あるいは動員されるが故にリテラシに欠けるのか。

POSTED_BY: @2006/06/13 13:27:04

今週(6/17号)の週刊アスキーの歌田明弘のコラムです。
「一般の人」が「ジャーナリズムを語る」のが気に入らないようですね。
松永やR30もそうですが、彼らにとって「一般大衆」はもっと愚かなものであるという認識が強いようですね。
しかしなんでアルファな人にはこういう人が多いんですかね・・・。プロ市民のデフォの選民思想がアルファブロガーの資格なんですかね?w
http://dat.2chan.net/19/src/1150175934168.jpg

POSTED_BY:ascii @2006/06/13 15:11:21


>彼らにとって「一般大衆」はもっと愚かなものであるという認識が強いようですね。

 半分くらい職業病だと思うぞー。
 いわゆる「一般人感覚(笑)」でモノを書くとダメってのは、フツーに教わることだし。選民思想がどうこうじゃなくて、文筆業の初歩の初歩だと思われ。
 一般の人が一般の目線でなんか書くと、自然と上向きになるんだよ。視点が。そういう状態で書かれた文章って、読みにくいんだ。このくらい常識だろ? 言わなくても分かってるだろ? みたいな意識がモロに出る。どっちかっつーと、そういう意識が出るほうが、読んでて鼻に付くんだよね。そういうの読んでも鼻に付かない人は、ある意味おたく。一般の感性からは程遠いかもしれんね。

 あとまあ、現実問題として、もの凄ぇ馬鹿が読んでることってあるんだよ。実際に中入って仕事してみたり、アンケート葉書とか数万通単位で読んでみるとよく分かる。
 そらまあ、8,9割はフツーの感覚の人ですよ。そこは、否定しない。
 でも、ときたま凄まじいのが入ってくる。想定対象年齢(ある媒体において、大体このくらいの年齢層の人が読むでしょ? みたいな想定)より20歳くらい低いヤツとか、葉書には40~50歳代って書いてあるのに文面は10代後半くらいのヤツとか、葉書なのに失語症のヤツとか、なんだろなぁみたいなのって、至るところに居るんだ。ウチには居ねえとか言ってる場合じゃない。マジで、どこ逝っても居るの。なんでだか知らんけど。

 あとほら、読者プレゼントのコーナーで、あるじゃん? 「○○の中に文字を入れてクイズに答えよう」みたいなの。アレ、「100 % は 絶 対 無 い」ってのが相場なんですけど。
 中には冗談で変な言葉入れてくるヤツもいるけど、本気で分かんないヤツとか、本気でトチ狂ってるヤツとか、意外なくらい居るんだよね。なんでだか知らんけど。

 不特定多数を相手にする媒体で書いてると、そういうのってフツーに目にするから、なんて馬鹿なんだろうって思っても、そら不思議じゃないよ。いろんな人が居るんですね、とか乙に澄ましてる場合じゃないって感じ。

 どこがどうとも言わんけど、若者向けの記事だと対象年齢層より「5~10歳低めに書く」のも、相場。そうしないと、一部の人しか分からないすごーい狭い文章しか書けなくなっちゃうの。

 そういう部分も、考慮されたし。

 今自分の書いている文章が、絶対に総ての人に分かって貰えるなんて、思わないほうがいいよ? どんなに(本人なりに)丁寧に書いても、それでもワカンネー言うヤツって、どこ逝っても居るんだよ。

 現場だと、そういうヤツにも分かるように書け合わせて書けって常に言われ続けるから、その反動で「うるせー馬鹿」くらいは言うんじゃないの? って感じ。言わなきゃそれに越したことはないんだろけどさ。
 あえてバッサリ言っちゃう人のほうが、不思議な裏が無さそうで、却って好感度高かったりしてね。そのへんの按配は、けっこう微妙。

POSTED_BY: @2006/06/13 23:17:00

 あとまあ、書いてる文章の内容吟味とか裏読みとかまったくやってない(出来ない?)のに、
「この人の文章には悪意がありますね」とか
「可哀相な人ですね」とか
「育ちがよろしくなかったのでは?」とか
「偉そうにしやがって何様のつもりだ」とか

 そういう部分「だけに」着目して何か言う人って、どこ逝っても居るね。なんでだか知らんけど。お前、そこしか読むとこ無いんか? って感じですけど。女の人(メンヘラー)に多いよね、と思ってみる。実態がどうかは知りませんけど。

 ワザとやってるなら遊びかなって思わなくもないけど、結構マジんなってやっちゃったりするのよね。ああいう系統の人は。人類の不思議ですな。

 コメント欄の↑のほうにも、結構そんな感じの人がキてますね。春ですね。夏ですか? そうですか。

POSTED_BY: @2006/06/14 0:01:05

 まとも(?)な小説が売れなくてライトノベル書いたら売れたとか、記事中で暴言吐いたら普段より注目浴びたとか、新聞もお堅い文章ばっかり書いてると読まれないから適度にふざけた言い分したら反響あったとか、そういう実例が多いんですな。なんだかんだで。
 ニュース番組でキャスターが「シックス・ソックス」を「セックス」って言い間違えたら、早速ネットで晒し上げされるだろ。
 どこぞのアイドルが「うんこちんこ」言ったら騒然ですよ。激震ですよ。

 いわゆる「一般の人」「不特定多数の人」ってのは、そのくらいハードル下げないと、見ないの。反応しないの。そういうもんなの。
 んだから、現場では(程度を)下げろ下げろ、読者を馬鹿だと思えって耳でタコの養殖が出来るほど言われるわけで。

 結局のところ、どういう媒体で何を言うにせよ、それが「人目につき」「認証され」「人の口に上らなければ」意味が無いわけで。
 たとえ精神年齢がどうこうと思われようとも、「誰コイツそんなの知らネー」から「ああアイツか(←但し悪印象)」に進歩しただけでも、まったく無名のことを思えば大した進歩ですねって感じ。

 普通はその段階すら踏めないというか、中途半端にいい子ぶりすぎちゃって、あーそうなんだ扱いしかされないというか、そんなもん。

 ほとんどの人は、文章より「感情」を読むんだよね。で、高尚か低俗かはともかく、「触れ幅が大きい」ほうに目を奪われるんですな。
 そういうもんかと。

 そういうもんだと判った上で、限度ギリギリまで「下げられる」のが、最近のプロかなぁって感じ。上げる方向で考える人って、不特定多数相手にモノを言うのに向いてないかも? とも言える。好みの通じる相手とつるんでオタク的に盛り上がるか、特定の宗教に入っちゃうか。そういう方向性じゃないと、厳しいかもしれんね。

POSTED_BY: @2006/06/14 0:29:53

相変わらずチョウチン持ち元気だこと。
言ってる事は中2病以下だがねw

POSTED_BY:元気だこと @2006/06/14 8:19:31

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