ひさびさの大型ブログサイト登場
ぼーっとしていて1週間も気がつかなかった。不覚でした。毎週3回、こっそり楽しみに読んでいるメールマガジン「日経ビジネスExpress」の一部が、ついにブログ化。
通常はメールで配信されてくるコラム2本(池原照雄の「最強業界探訪―自動車+α」、浜田基彦の「走る、曲がる、止まる」)に加えて、スタイリッシュなフリー月刊誌「ahead」の若林葉子副編集長、日経ビジネスの石黒千賀子編集委員の新装コラム2本を加え、なんと4本のコラムが毎週タダで読めるという、超ぜいたくな期間限定サイト。
しかも、コメント・トラックバック両方とも開放ですよ。いきなりなんという素晴らしいことを。実際、マニアの多い自動車業界の話題だけあって、読み応えのあるトラックバックやコメントが続々集まり始めている。
各コラムニスト、特に池原氏と浜田氏のコラムの面白さは折り紙付き。池原氏は元日刊自動車新聞記者で、自動車業界専門の著名ジャーナリスト。各社の経営を主に論じるのだが、この切れ味がまた鮮やかで、毎回唸らされる。記念すべきタダ化第1回目のコラムは、やっぱりこのネタ。「米国トヨタの値上げのメッセージ」で来ました。名も実も両方取るトヨタの見事な手綱捌きを論じた内容は、トヨタに滅びてほしいと思ってるどこかの偏屈親父さんのコラムとは全然格調が違う。
若林氏のコラムも、自動車関連と言いつつ実はバイク、しかもリアシートのタンデムライド体験記という、まさに「美人の女性にはかくあれかし」と男どもが夢想するままの姿を演じてくれるお話。「自動車業界に向けて普通の女性の見たままを書いていく」とのこと、もう興味津々、というか萌え萌えです。
ただ、個人的に一番好きなコラムは、なんと言ってもメカマニア垂涎の浜田氏のコラム。この元祖メカオタクぶりには背筋が凍るほどの興奮を感じる。1作目はホンダのかち割りコンロッドが、エンジン軽量化にどのような役割を果たしたかという、超マニアックなお話。過去2年のコラムのマニアぶりもすごいのだが、年末までの6ヶ月間、毎週どのようなオタクネタを披露してくれるかと思うとわくわくする。
これだけの強力なラインナップのコラムを集めたウェブサイト、RSSリーダーにはぜひとも登録せざるを得まい。これでアクセスを集めて広告収入を上げれば日経ビジネスもウハウハなのだろうけれど、惜しむらくはこのサイトが自動車会議の宣伝サイトに過ぎず、ウェブサイトへの広告では稼ぐつもりがないもよう。いっそのことここでRSS広告でも試せば良かったのに。ああもったいない。
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コメント
時々拝見させていただいております。
リンク先のブログ読みましたが、それほど車好きじゃない、ということを割り引いても「いわゆる普通の日経BPっぽいコラム」の域を出ていないような気が。
いきなりなんという素晴らしいことを。
折り紙付き。
毎回唸らされる。
背筋が凍るほどの興奮を感じる。
登録せざるを得まい。
って、意図的でなきゃちょっと飛ばしすぎじゃないですか。「車好き」をアピールする意図もよくわかりませんけれども。
投稿: 通りすがり | 2005/07/14 23:25