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マスコミっていうのはくだらない意地を張るのが好きな人たちである件について

2005/02/12

手帳と品質管理と私。

 ぼんやりあちこちのブログを見て回っていたら佐々木かをりの「ミリオネーゼの手帳術」について書かれた橋本大也氏のブログにぶちあたる。手帳術ねえ。そう言えば1月に転職してから、まだ新しい仕事の時間管理ルールをきちんと決めてないなあ。どうしたもんか、悩む。

 スケジュール管理とはその人の職業観、仕事観そのものであるという、読んでもいない佐々木氏の著書の主張に激しく同意。よく言われる話だが、時間だけはどんな大金持ちにも貧乏人にも完全に平等に与えられた資産であり、それをどう生かすかはその人の人生観そのものでもある。

 記者時代、僕はPalmですべてを管理していた。元々は高橋書店の手帳だったのを、2000年末にすべてPalmに移行した。なぜ移行したかというと、僕の入社以来書き貯めた100冊以上の取材ノートはすべて時系列で書かれていて、スケジュール帳はそのノートの「目次」になっていたからだ。Palmはスケジュール、ToDo、メモ帳など端末内のあらゆるコンテンツをキーワードで検索できる。これがめちゃくちゃ便利だった。

 例えば、ある企業で大きな事業再編があったとする。確かあの会社の再編される部門のトップに会って話を聞いたことがあったような気がするが、もう何年も前の話でしかも何を言ったか正確には覚えてない。そういう時、その企業名でPalmのスケジュールを検索する。すると、その人と会った年月日が出てくる。それを見て、その時期のノートを机の中から引っぱり出してページを繰っていくと、その人物との会話内容がそっくり出てくるという具合だ。

 僕の知っている優秀な記者は、みんな何らかの形でこうした「過去の取材記録」を即座にたどれるような仕組みを自分で構築していた。だてに年を取らないというか、そういう心がけがちゃんとある人とない人では、何をやっていてもいつの間にか大きな差がつく。

 これまで10年かけて、僕は割としっかりそういう仕組みを作って来た。でも転職してから、その"型"ががちゃがちゃに変わってしまった。

 新しい会社では、スケジュール管理のグループウエアASPが導入されていて、誰もがすべてその上で自分のスケジュールを公開している。透明なのはいいのだが、ウェブベースの管理が前提になっていて、個人の端末に落として書き加えたりToDoと一緒に眺めてひねったり、つまり「自分の時間」の部分を機動的に管理できない。

 じゃあ会社とは分けて個人スケジュールを手帳とかで管理すればいいじゃない、と言われそうだけど、会社のスケジュールは他人がどんどん追加したり時間を動かしたりしてくるので、シンクロさせるのが面倒だ。しかも持ち歩き用に手帳を持つというのならまだ意味があるが、そのグループウエアASPは携帯電話からも閲覧・操作できるので、手帳を持ち歩く意味がますます薄れる。なのにPalmとはシンクロできない。ぐああああ。

 あと、新しい会社の仕事は記者時代よりもっとタクトが長いし、急な仕事というのがあまり入ってこない。だからギチギチとスケジュール管理をする必要があまりないのだが、一方でアウトプットは記者よりはるかにレベルの高いものが求められるので、相当きちんと脳内で工程管理をして取り組まないと、品質面で要求されたレベルを満たせないリスクが高まる。

 見回してみると、そういう意味でのコンテンツの品質管理をやっている人というのが、周囲にあまり見あたらない。つまり参考になりそうな事例があまりない。困ったものだ。脳内品質管理を高める方法というのは、佐々木かをり氏の言うような「時間を分解して管理する」ことよりも、細切れの時間をなるべく減らして統合する方向に解があるような気もするんだけど、いややっぱり1つのタスクを個人の中で段階的にバラバラに分解して細切れに時間に割り当てていかなければいかんのかな。そのへんもまだよくわからん。うーむ。

 というわけで、しばらくは試行錯誤が続きそうな予感。だれか高度にコンセントレートされたコンテンツ制作を脳内で品質管理するための良い方法があったら教えてください。

12:09 午後 日記・コラム・つぶやき

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ヲチblog トラックバック それでsomeoneになりたがっているわけだ。..._〆(゜▽゜*) @2005/02/14 3:19:49
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