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2004/12/31

2004年12月のバックナンバー

過保護の親に子育ての資格はあるか?
「悪徳不動産屋の独り言」ブログで考えた、個人的子育て論。

ネットジャーナリズム・ウヨサヨ論
隊長の放火をきっかけとした、団藤保晴ブログのヲチ開始宣言(笑)。

マスゴミの人と議論することの難しさ
団藤ブログで冷笑されたのに反応した猛烈な十字砲火エントリ。

企業はスマートフォンを欲するか?
奥一穂ブログの紹介と、ドコモへの対抗戦略の可能性についての考察。

激安くりぬきリフォームの入居者募集中
東久留米市駅前家賃4万円のアパートのリフォームのお話。

水に落ちた方の犬が負け
切込隊長ブログでの日本振興銀告発に対するカウンターエントリ。

あいまいでスマートなニッポンの携帯
「スマートフォン」の続編。日本のPDAビジネスへのだめ押し。

プロのジャーナリズムとは何かについて考えてみる・その1
ジャーナリズムについての本格的論考シリーズの開始宣言。隊長をネタに。

プロのジャーナリズムとは何かについて考えてみる・その2
ネットが既存マスコミに比べてどこまで「ジャーナリスティック」たりうるかの考察。

隊長がすごい勢いで突っ込んできた(泣)
上のエントリに対する切込隊長からの総括についてのレス。短めの泣き言。

プロのジャーナリズムとは何かについて考えてみる・その3
ジャーナリズムの本質とは調査報道、という話。前回までのあらすじ付き。

保守エリートのPCコードに騙されてはいけない
自称エリートの男性のPCは女性をダブルバインドに追い込む、という実話。

プロのジャーナリズムとは何かについて考える・最終回
来るべき未来の参加型ジャーナリズムのビジネスモデルを空想する。

【ご意見募集】デザイン変更してみました
サイトのデザイン変更通知および意見募集。

リベラルぶりっ子<萌えヲタの時代
忘年会で電車男に釣られた、オタクというlong tailこそチャンス!という煽り。

トートロジーに熱くなる
内田樹ブログの紹介と、マスコミ人のブログに関する皮肉など。

ハンドルネーム、変えました
GLOCOMの研究会レポートと、R30へ改称のご報告。

2004年日本のアルファブロガー投票
アルファブロガー投票を呼びかけるアジテーション。下心満開(笑)。

ニートを語る時の立論方法
隊長のニート論に対して、経済「学」的な切り口からの分析。いささか皮相的。

他人のブログを読み始めると
実は携帯でのサイトチェック用のつもりだったゴミエントリ。

「ニート」「ヲタ」で怒濤のアクセスとTBが押し寄せている件について
トラックバックを樹形図分析したニート「論」の俯瞰。話題を呼び、ユリイカで取り上げられた。

おいしいローストビーフの作り方
クリスマス用ローストビーフの解説。これも検索で見に来る人の多いエントリ。

映画評:ニュースの天才
映画評に題材を借りたマスメディアのマネジメントに関する論考。

祝・20万PV
20万PV突破記念エントリ。ムネオハウスなアルファブロガー。

ネット上の論争を整理するツールが登場
BMFEdit(その後Blog Explorerと改名)とmatome.jpの紹介。

【ヲチ中】ブログ整理ツール
前回紹介した2つのBlogツールの新機能のレポート。

メディアリテラシーで猛烈に反省
「ニュースの天才」映画評の反省考。メディアリテラシー小論。

年の瀬に思う来年~10年後のブログ界動向
木村剛とブログコミュニティー、日記マーケティングなどについての考察。

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2004/12/30

年の瀬に思う来年~10年後のブログ界動向

 年の瀬ですねえ。年の瀬の定番ネタと言えばやっぱり、10大ニュースと来年予想。10大ニュースの方は、今年は誰にも言えない俺ニュースが多すぎて世間の動きがかすんで見える年だった(笑)ので、やりません。

 で、来年予想の方ですが、「2005年のブログ業界はどうなるのか」というネタが、あちこちのブロガーの間でアップされるようになってきた。面白かったのは、小林Scrap Bookの「2005年のブログに関するメモ」と、Moleskin Diaryの「来年のblog界を予想してみる」の2本かな。

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2004/12/28

メディアリテラシーで猛烈に反省

 前回の「ニュースの天才」の映画評で、AERAやSPA!を「あの記事に書かれていることが全部事実だと思って読んでいる人はメディアリテラシーが足らない」と書いた。そのことについて強い反省を込めて少し追記したい。

 あの映画のことは、その後もいろいろと考えていたのだが、ちょうど27日から「元読売記者のメディアリテラシー日記」というブログで、この映画に関する考察が始まっているのを見つけた。まだ書きかけのようなので、どういった感想を持たれたのかとても楽しみだ。

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2004/12/27

【ヲチ中】ブログ整理ツール

 ウオッチしますと宣言したブログ論争の整理ツール関連メモ。+ニート論争樹形図について一言。

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2004/12/26

ネット上の論争を整理するツールが登場

 真に優秀な技術者というのは、社会の中の人々の動きを観察し、人々が(無意識にのうちに)究極の目的としていることとそれにたどり着けない原因とを見抜いて、そのオーバーヘッドを劇的に低減させるツールを瞬時に作ってしまう人のことだと思う。そして、インターネットにはそういう感性と情熱を持つ技術者が多い。

 最近相次いで勃発したブログ上の論争(ネットジャーナリズム、ニート、オタクetc.)に参画する際に、僕は自分の記事の中に、密かにこうした技術者の人々をインスパイアしそうな「工学的視点」を盛り込んで書いてきた。優秀なエンジニアならきっとそれに気がついて、何らかのリアクションを起こしてくれるに違いないと思っていたからだ。

 そうしたら、あっという間にその動きが表面化してきた。しかも全く別々のところから2つも出てきましたよ。僕としては、狙ったとおりのことが起こりつつあるという意味で、非常に嬉しい。

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2004/12/24

祝・20万PV

 今年4月に前身となるブログを開設して以来の累計PVが、本日6時を持ちまして20万を超えました。

 このブログをこれまでにご訪問下さったりリンクしたりトラックバックしたりコメント書いたりしてくださったすべての方々、なかんずくたびたび拙記事にツッコミを入れ、クリスマスイブのほのぼのファミリー層向けの料理記事にまで大量の怨念独身童貞男の信者刺客(現在までで既に5000PV)を差し向けてくださった切込隊長様に、この場を借りて厚くお礼申し上げたいと思います。

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映画評:ニュースの天才

ニュースの天才 「ジャーナリズム論を語るなら、これを見ておいた方がいいですよ」と、ある後輩から勧められたのが12月から東宝系で公開されているこの映画。1998年に実際にあった事件を題材にしたノン・フィクションである。映画の案内などはPocket Warmerさんのところにリンクしておくのでそちらを参照のこと。

 米ニュー・リパブリック誌の若き敏腕記者、スティーブン・グラスは社会ネタを面白おかしく取り上げることで人気ジャーナリストとなり、若干24歳にして同誌の共同編集人(編集委員みたいなもんかな)に。ヘイデン・クリステンセンが、競合誌や編集長から記事のウソを突っ込まれて隠しきれなくなり、ボロを露呈していく若きジャーナリストを見事なまでに演じている。

 映画としての評価は専門の方々にお譲りするとして、似たような雑誌の記者の1人だった者としてこの映画を見た感想を書こうと思う。

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2004/12/23

おいしいローストビーフの作り方

ローストビーフ 今日は本当はブログ定休日(笑)なのですが、クリスマス前ですし、少しプライベートな話をしますか。

 我が家では、クリスマスには毎年僕がローストビーフを焼きます。普通クリスマスのメニューと言えば、ローストターキーだったりチキンだったりするんだろうけれど、うちのカミサンは鶏肉系が嫌いなので、我が家ではこれが定番になりました。毎年だいたい1.5kgぐらい焼くのですが、家族と夫婦それぞれの親にも差し入れたりして、クリスマス明けにはすっかりなくなってしまいます。今日は、ちょっと我が家流の作り方をご紹介。

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2004/12/22

「ニート」「ヲタ」で怒濤のアクセスとTBが押し寄せている件について

 なんだかここ数日ニート、ヲタク関連であちこちからトラックバックとアクセスが押し寄せているわけですが。いや、それでもまだ隊長のとこに比べると日当たりPVなんか20分の1ですしアレなんですが。

 僕も忙しい中、こちらにいただくTBとコメントまでは何とかまだ全部目を通してますけど、隊長のとこのコメントとか1000に届く勢いですし、語ってるブログの数は無数ですし、もう論点整理のBuffer Overflow、パニック状態です。いやもうこんな全日本的ストリームなディベートのど真ん中ににうかつにTNT級のよく萌える燃料投下した僕が悪うござんした。ゴメンナサイ。でも一応発言の主として、せっぱ詰まった仕事も横に置いて、少し言い訳します。

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2004/12/21

他人のブログを読み始めると

 ・・・あああっ、またエントリを書きたくなるっ・・・くぅぅ・・・ここは耐えて・・・耐えるのだっR30ぅっ・・・RSSで見えたからといって・・・すぐに読むんじゃないっっ・・・それより・・・早く仕事・・・仕事をっ!!

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ニートを語る時の立論方法

 隊長がニートについて2回も費やして語っている。(「ニート(無業者)に関する考察メモ」、「無業者(ニート)に関して」)主にマクロ、ミクロの経済から問題の所在を理解しようとしている。

 それが不毛とまでは言わないが、もともと「ニート」という言葉を日本に紹介した玄田有史東大教授は労働経済学の専門家であり、従ってニートというターミノロジーももともとは労働経済学の概念だ。だから労働経済学の範疇で考えていても、玄田教授やらろくな政策を立案できない厚生労働省以上のアイデアは出てこない、と僕は思うんだがどうよ。

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2004/12/20

2004年日本のアルファブロガー投票

 FPNニュースコミュニティーで、2004年の日本のアルファブロガーを探せ!という投票企画が始まった。要はビジネスのヒントになる、ビジネスパーソンにとって要チェックなブログをリストアップしようぜ、というもの。

 この企画の裏側には、切込隊長のエントリ「Blog of the Yeah! 2004が結局なかった件について」でも語られているような事情があるのだろうと思う。アクセス数の多いブログ、という基準だけで人気ブログを選ぶと、芸能や下ネタなどの大量に詰まったエンタメ系なニュースブログか、ネット技術の動向ウオッチ系ブログが上位に来てしまい、ほぼ顔ぶれが固まってしまう。しかも本当の意味でビジネスに役立つブログというのがあまり入ってこない。

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ハンドルネーム、変えました

 昨日、GLOCOMの情報社会学研究会に呼ばれて、行ってきました六本木ヒルズ(の横のビル)。

 ネット・ジャーナリズムをテーマに、論争の渦中の湯川氏と切込隊長がリアルでバトる!という触れ込みに釣られて行ってみたんですが、隊長ついに降臨せず。(´・ω・`) 最近ブログにハッスルしすぎて、年末進行の原稿とうとう書き終わらなかったんスねきっと…とか言ってたら、ダチの家でDVD見てたんかい!ぉぃぉぃ。_| ̄|○||||

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2004/12/19

トートロジーに熱くなる

 最近気に入ってよく読んでいる現代思想の内田樹教授のブログのエントリ「困った人たち」を読んで、爆笑した。

 今日はカミサンと出かけていたのだが、家に帰る途中の電車の中でこのエントリを携帯で読んでいて、吹き出してしまった。「どしたの?」とカミサンが聞くので、その部分(エントリの後半部分)を読ませたのだが、「何が面白いの?」という顔をしている。うーん。。。それって落語の地口オチが何で面白いか説明しろって言われているようなもんなんですが。

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2004/12/17

リベラルぶりっ子<萌えヲタの時代

 忘年会に行って来た。

 相手は、会社の同僚のR嬢、S嬢。年齢は少しずつ違うが、3人で大きな仕事をいくつかやった「同志」。年末で辞める僕への送別会も兼ねた会だったが、いつも通り熱い議論からバカ話まで、4時間以上おしゃべりに花が咲いた。

 で、その話題の矛先が先日の「カノジョに働いていいよと言いつつ家事をやれとプレッシャーをかける男」というこのブログのエントリに。あれを読んでブチ切れたというR嬢の毒舌トークをひとしきり聞いた後、話は恋愛論へとなぜか急展開した。

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2004/12/15

【ご意見募集】デザイン変更してみました

 猫も杓子もユニバーサルデザイン流行りの世の中で、今や黒背景のウェブサイトは存在自体が非難の的になってきている感もありますが、個人的には結構これにこだわりたいと思っている所存。

 ただ、自分自身も目を細めて見ないとサイトの文字がよく見えない(笑)ようになってきているので、スタイリッシュとユニバーサル、どちらを取るか悩んでいます。で、ちょっと実験。

 背景を、霞ヶ関官僚日記さんを見習って真っ黒ではなく少し色を入れ、その分文字を明るくしてみました。また、長文のエントリを読む際にスクロール回数を少なくできるよう、本文部分を可変幅に、右サイドバーの幅も広げてみました。

 見やすさに関してご意見のある方は、お気軽にコメント欄に書き込んでみて下さい。またしばらくしたらいじるかもしれませんが。

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プロのジャーナリズムとは何かについて考える・最終回

 シリーズ最終回となる今回、通常の1.5倍の長文です。覚悟されたし。

 前回(3回目)のエントリで、「既存の商業ジャーナリズムのコアバリューは調査報道であり、ネット・ジャーナリズムがどんなに技術革新によって進化しても、こればかりはどうしようもない」ということを書いた。

 で、これについてコメント及びTBでまたいろいろな人から反論、指摘をいただいた。1つ1つ目を通して議論の中に位置づけ、文章を書くというのは、はっきり言って非常にしんどい。しんどいが自分1人で考えを煮詰めていたのでは出てこない思考にも出会えるし、マゾ的な快感もある。

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2004/12/14

保守エリートのPCコードに騙されてはいけない

 ゴリゴリのジャーナリズム論考ネタを書くのに、僕も少し疲れた。ので、気分を変えて別の話。先日、映像制作会社に勤めるある後輩の女性から「会社を辞めようと思っている」という相談を受けた。

 話を聞いてみると、どうやら彼女がつき合っている男がその原因らしい。だが、その男というのが噴飯モノだが極めてありがちなケース。いわば価値観流動化時代のダメ男の典型例とも言える人物のようなので、ここで晒させていただく次第である。

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2004/12/13

プロのジャーナリズムとは何かについて考えてみる・その3

 このネタもだんだん長くなってきて、読んでいる方は疲れてるかもしれませんが、幸か不幸か切込隊長からも「待ち切れねーぞコノ野郎」といった趣の丁寧なツッコミTBなどいただいていることですし、それでも読んで脳みそかき回しながらもうしばらくおつきあいいただければと。

 また、このブログを初めて読みに来られて「こんな長い過去ログいちいち読んでられるかボケ」というお忙しい方は、とりあえず以下のあらすじをご参照ください。

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2004/12/12

隊長がすごい勢いで突っ込んできた(泣)

 ちまちまちまちまと書いてる文章を、隊長がものすごい勢いで総括。しかも、気がついたらそれを見てfinalventさんも絡んで来てるし。(爆死)

 あ゛~~分かったよ分かりましたよ。いや、もう反論することなんて何もないし、ていうかあなた2回目の最後の「結論」読んどらんでしょう(笑)。ちゃんと「ジャーナリズムとしてのクオリティがどうであるか、高いか低いかと、それがプロであるかどうかは、ベクトルが違う」のだってこと、書いたからさ~。ちゃんと読んで下さいタノミマス。

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2004/12/11

プロのジャーナリズムとは何かについて考えてみる・その2

 前回の続きである。と、その前に、既にあちこちからTB、コメントのツッコミをいただいている。それについて触れておこう。まず、お気に入りのカレー屋さん100のとこでのエントリ。将棋の森内竜王の話をネタに「プロとなるためのあと1歩」の何たるかに関する考察を書いていた。

 これ読んで、前回付け加え忘れたなあと思った「プロであるための条件」が、あった。それは「自分ではない誰か(たいていはお客さん)のための仕事ができるか」ということだ。ま、これはジャーナリズムの場合、僕が前回挙げた「テクストに含まれているべき3つの要素」に含まれていると言えば含まれているのだけれど。

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2004/12/10

プロのジャーナリズムとは何かについて考えてみる・その1

 以前のエントリで「不毛の論争はこれっきりだ」って宣言したのがつい数日前なんだけど、その舌の根も乾かないうちにもう一回きちんと書いてみたくなった。というのも、CNETの梅田ブログ「インターネットの普及がもたらした学習の高速道路と大渋滞」を読んで、ものすごく考えさせられたからだ。

 せっかく山本一郎@切込隊長による、身を張ってのネットジャーナリズム実験(笑)も現在進行中であることだし、ここでちょっと冷静になって、自分なりにジャーナリズムの将来について考えをまとめておきたい。ええ、もちろん「なるべく具体的」に、です。

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2004/12/08

あいまいでスマートなニッポンの携帯

 スマートフォンについてのふにゃらけた論旨のエントリに、早速奥さんとmgkillerさんからTBをもらった。答え書かなきゃ~と思ってるうちに切込ブログにレスしてたりいろいろと忙しかったので、応酬エントリが遅れてしまった。

 この議論のそもそもの始まりとなった三田隆治's Blogのエントリなども読みつつ、つらつらと考えていて思ったこと。まとまらないかもしれないが「遅くて良い記事より早い記事」の鉄則に従い、突っ込んでおこう。

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2004/12/07

水に落ちた方の犬が負け

 切込隊長んところが朝から騒がしいと思ったら、キムタケ銀行の告発が始まったみたい。落合伸治氏の告発インタビューが載った東洋経済、エコノミスト発売にあわせてということか。

 「これからマスコミが行う私へのリンチ報道ぶりを是非遠くからみていてください」とかヒーローぶった、意味のわかんないコラムがキムタケブログに載ったので何か臭いなぁと思ってたらこういうことだったのね。そりゃ、切込隊長にもたたかれるわけだ。

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2004/12/06

激安くりぬきリフォームの入居者募集中

 建築家の弟のブログで、面白い話が載っていたのでリンク張っておこう。西武池袋線東久留米駅から徒歩2分のアパート(家賃月4万円)を来年から全面リフォームするので、入居者募集中というもの。

 家賃が安くて居心地のいい家に住みたい!とは誰しも思うことだけど、現実には「狭い」「古い」「都心から遠い」という条件があるからこそ安いのであって、特に1人暮らしなら「狭い」は我慢できても、「古い」や「遠い」はすなわち居心地の悪さや生活コストにつながるため、この夢はなかなか実現しないのが現実だ。

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2004/12/04

企業はスマートフォンを欲するか?

 以前にこのブログでも長尺のインタビューを掲載したこともある、Xiino開発者の奥一穂・モビラス社長が、ブログを始めている。

 僕は、ソフトウエア開発者というのは一種の「ウィザード(魔術師)」だと思っていて、とりわけcoolなソフトを書く人を非常に尊敬する。奥さんは書くソフトがcoolだというだけでなく、世の中を見る魔術師的視点もとてもcoolなので、2重の意味で尊敬している。

 で、その彼が直近のエントリ「iPod の成功と NTT ドコモの未来」で、興味深いことを書いていた。

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2004/12/03

マスゴミの人と議論することの難しさ

 真夜中に「やれやれぇ」とか言いながらビール飲みつつけしかけてたら、本当に始まっちまいましたよ焦土戦争(爆)。切込隊長はんも、オトコですの~。確かに、ニフティーサーブのフォーラムでこんなのあったよな昔。あまりに香ばしくて、もうツリーごと放置モードみたいな不毛の応酬。

 で、反応してるブログとかコメントとか一通り読んで回ったんだけど、なんつーかもうネットジャーナリズムがどーたらいう範疇を超えてるな、これ。「ブログで2ちゃん並みの焦土戦争はどこまで可能か」が裏テーマになってね?(笑)まあ、お二人ともどっちかが音を上げるまでがんばってくださいって思うわけですが。

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2004/12/02

ネットジャーナリズム・ウヨサヨ論

 ネット・ジャーナリズムの議論も、本当にエンドレスですなあ。ま、この業界に長く身を置いてきた皆さんの鬱憤がいろいろな意味で沸点に達しつつある状況を見れば、ある意味当然かとも思われるんですがね。

 んで、実質2本目のエントリを入れたばかりの団藤保晴氏のブログにすごい勢いで切込隊長氏がかみついているのを見て、まーなんというか、もっとやれやれみたいな(笑)。今さら僕が入っていっても、議論が重箱の隅に突撃するだけのような気もするし、まったくどうでもいい。

 それよりも、何だかこの延々と繰り返されてきたような気がする砂をかむようなすれ違い感覚は、どこから生まれてくるのかと遡及して考えてしまう。

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2004/12/01

過保護の親に子育ての資格はあるか?

 「マーケティング社会時評」と題してブログを再開してみたものの、以前に比べて自分の関心領域がビジネスやマーケティングのフィールドからかなり遠ざかってしまっていることに気がつく。その代わり最近やけに気になってしかたがないのは、ニートや負け犬、専業主婦といったライフスタイル系の話と経済の境界線的な部分のことである。

 以前のように、仕事と会社に対して悪態をつくネガティブ・パワーがもう自分の中に薄れてきてしまっていることも理由としてはあると思うのだが、もう一方で自分の息子が少しずつ意味のある言葉をしゃべるようになってきて、「ある日突然こいつに人生の真理について尋ねられたら一体何て答えればいいんだ」といったことに恐怖を感じるようになったからかもしれない。

 そういうわけで、最近熱中して読んでいるブログも、ビジネスやらIT系の仕事絡みや世間の流行を追いかけたものよりも、人生の真理や家族の心など、不易のネタを軽妙に表現したものが多い。

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